強風や強い雨
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強風や強い雨
梅雨の雨は、私たちの日常生活にはうっとうしいものですが、人の生活に雨による水補給は欠かせません。
『ひきこもり国語辞典』からは、梅雨に関して、意外なことも知ることができます。
「私は雨の日が好きかもしれません。街中に出ると人通りが少なく、私が歩いていてもあまり目を向けられません」。
この人には外出しやすくなるのは、人通りが消える強風や強い雨の日です。
長いひきこもり生活を経験する人にもいろいろなタイプがあり、この話は人の目が気になる、人が怖いという対人恐怖傾向の人に見られます。
そういう人もそのまま動かないのがいいと思っているのではありません。
何とかその情況を超えて行きたい気持ちもあるので、人通りの少ないときはチャンスなのです。
2020年に始まったコロナ禍は、想定以上の大災難ですが、ひきこもりの一部には、その割にはすごしやすいという感想も聞かれます。
人の流れが少ないのに加えて、ほぼ全員がマスクをしていますので、顔を隠すようにしてきた自分のマスク姿がまったく不自然ではないからです。
もちろん、これも人それぞれ程度があって、ますます外出するのが難しくなってしまう人、新たにひきこもりに参入してくる人がいるのもまた事実です。