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学校と義務教育(説明)

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学校・支援団体の解説構造の「制度・政策など」

学校と義務教育

学校は、子どもにとって教科学習だけでなく、友達を通して人間を知り、社会体験をする場です。
長期間にわたり学校に行けなくなった子どもたちは、学校での学習の機会がなくなるだけではありません。
友達関係の場や社会を学ぶ機会もなくしていくことになりかねません。
長期欠席の子どもが増大していく中で、学校に代わる、さまざまな教育機関、対応機関がつくられてきました。
注目されるサポート校もその一つです。
教科学習や友達や社会体験を含めて、これらの教育機関にはどのようなものがあるかを要約してみました。
不登校や高校中退者の受入れ状況、法制上どうなっているかにも触れてみました。
学校教育法第一条による「学校」は、幼稚園、小学校、中学校、高等学校(高校)、大学、特別支援学校(養護学校、聾学校、盲学校を含む)です。
これらが日本の中心的な教育機関といえるでしょう。
法制化されている教育機関には、専修学校、各種学校、技能教育施設、在外教育施設があります。
文部科学省以外の諸官庁による設置学校、および職業訓練施設があります。
このほかに法制化されていない認可外の教育機関が多数あります。

このうち、小学校と中学校は義務教育機関です。
すべての日本の子どもは、小学校・中学校の教育を受ける権利があり、
子どもの親(その代理人)、国と自治体は、子どもが小学校・中学校教育を受けられるように環境条件をつくる義務があります。
これが義務教育です。

高校は法制上の義務教育機関ではありません。
しかし、高校進学率が95%を超え、事実上義務教育に近づいているという意味で、準義務教育といわれます。
義務教育である小学校、中学校に子どもが行かれない(不登校の)場合、それらに代わる教育機関・対応機関にはどんな場があるでしょうか。
不登校の小学生・中学生が実際に利用している教育機関の主なものは次のとおりです。
フリースクール、学習塾、養護学校・特別支援学校、山村留学、適応指導教室です。
小学校、中学校の保健室登校もこれに準じるものでしょう。
少数ですが自宅学習(ホームエデュケーション)や中検(中学校卒業程度認定)、夜間中学校を利用している人もいます。

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