大府市校内教育支援室
大府市校内教育支援室
種類・内容 | |
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所在地 | 愛知県大府市 |
連絡先 |
誰一人取り残さない 不登校支援
■CURRENT SITUATION
ー長期欠席している子どもの現状ー
長期欠席の子どもの割合は、全国的に増加傾向にあり、依然として高水準で推移しています。
令和3年度には、全国の小・中学校で過去最高の24万人を超え、生徒指導上の緊急に対応すべき課題となっています。
市においても、小学校では年々増加傾向にあり、中学校では令和2年度にいったん減少したものの、令和3年度には再び増加している状況にあり、長期欠席の子どもへの支援が求められています。
調査の結果、市の子どもたちが学校に行けなくなる背景やきっかけは、小学校では「無気力・不安」、中学校では「いじめを除く友人関係を巡る問題」を理由とする件数が多くなっています。
他にも、親子の関わり方などの家庭環境によるものや、生活リズムの乱れなどがあります。
◇長期欠席の子どもの割合の推移
令和4年度の市内の長期欠席の子どもに関する数値
小学生:75人に1人(1.3%)
中学生:17人に1人(5.9%)
■ORIGINAL ACTIVITIES
ー市独自の取り組みー
一人一人が抱える多様で複雑な背景を適切に把握し、状況に応じた学校内外での環境づくりや各種相談体制の充実を図りながら、子どもたちの自立と社会参加に向けた、きめ細かい個別支援が必要です。
◇UNTIL NOW これまでの支援
・長期欠席の未然防止・早期発見・早期対応を推進するため、小学校の保健室が2人体制になるよう養護教諭補助員を配置
・教育支援センター「レインボーハウス」で、毎日スクールカウンセラーによる相談支援を実施
・スクールソーシャルワーカーによる子ども・保護者との面談や関係機関との調整
・中学校に配置した心の教室相談員による長期欠席生徒などとの相談の実施
・中学校に設置した校内教育支援室における自習の支援
・長期欠席者教育支援会議での専門家との情報交換
◇FROM NOW 今年度の支援
・スクールソーシャルワーカーを2人体制に増員
・中学校に設置している校内教育支援室に校内教育支援室支援員を新たに配置
・メタバース(3次元仮想空間)を利用したオンラインでの支援
・校内フリースクールなど新たな居場所づくりの検討
■CORRELATION DIAGRAM
ー市内の不登校支援の体系図ー
教育委員会
レインボーハウス
・長期欠席者教育支援推進員
・スクールソーシャルワーカー〔New〕
・スクールカウンセラー
小学校
・先生
・養護教諭・養護教諭補助員
・スクールカウンセラー
中学校
・先生
・養護教諭
・スクールカウンセラー
・心の教室相談員
・校内教育支援室支援員〔New〕
子どもと保護者
◇GLOSSARY
・スクールカウンセラー…心理の専門的知識と技術を持つ専門家
・スクールソーシャルワーカー…子どもが抱えているさまざまな問題の解決を図る専門家
・養護教諭…健康管理や保健の指導をする保健室の先生
・心の教室相談員…子どもが抱える悩みや困り事の相談に応じる人
・校内教育支援室支援員…校内教育支援室で子どもたちを見守る人
〔広報おおぶ 2023年7月1日号〕