医療的ケア児の集団保育
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医療的ケア児の集団保育
所在地 | 東京都港区 |
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《市政コーナー》 医療的ケア児も集団保育へ=東京都港区
東京都港区は、2020年1月に新設する区立元麻布保育園に、0~5歳児クラスと、医療的ケアが必要な児童や障害児を対象とするクラスを併設する。
児童の状況を見ながら、クラスの垣根を越えた交流活動も行う予定で、児童の相互理解に刺激を促す効果にも期待している。
区はこれまで、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが必要な児童に対し、自宅にベビーシッターを派遣して対応してきた。
こうした児童を対象とした保育ニーズもあるため、専用の保育室を設けることにした。
0~5歳児クラスの定員は合わせて180人、医療的ケアが必要な児童らのクラスは定員20人。
保育時間は午前7時15分から午後6時15分までで、0~5歳児は午後10時までの延長保育を受け入れる。
医療的ケア児らにも延長保育を実施し、最長午後7時15分まで対応できるようにする。
常時看護師が1人以上いる体制で、保育士についても、たんの吸引の必要など医療的ケア児1人に対し1人を、障害児2人に対し1人をそれぞれ配置する。
送迎が困難な家庭には、福祉車両を活用した送迎支援も行う。
園児の募集については19年12月上旬を予定しているが、医療的ケア児らのクラスの募集は前倒しして同年5月ごろから開始する。
開園まで半年の期間を設け、園との面談などを行っていく。
区の担当者は「さまざまな子どもと交流することで、理解し合ってほしい。精神の成長に少しでもつながれば」と話している。(了)
〔◆平成30(2018)年8月17日 時事通信 官庁速報〕