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ヘルプマーク普及活動の会

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ヘルプマーク普及活動の会

知ってますか、ヘルプマーク 見えない障害、女性が普及活動
外見では分からない病気や障害があることを示す「ヘルプマーク」を普及させようと、骨髄移植しか治療法がない病気を抱える会社役員の小崎麻莉絵さん(33)=三重県四日市市=らがつくる「ヘルプマーク普及活動の会」が18日、名古屋市北区の名城公園で署名活動をした。
ヘルプマークは、人工関節や体内の病気、障害で苦しむ人を分かるようにする印で、赤い下地に白色で十字とハートマークが描かれている。
2012年に東京都が作って導入を始め、岐阜県や京都府などに広まり始めているが、認知度は低いままだ。
小崎さんは14年に会社の健康診断で、血液が正常につくられない「骨髄異形成症候群」と診断され、余命5年と宣告された。1
年間の療養で奇跡的に、普通の生活を送れるまで回復したが、日常的に立ちくらみや動悸(どうき)、貧血に苦しんでいる。
しかし、見た目は健常者と変わらないため、周囲の誤解に苦しんできた。
名古屋の会社に通うために電車の優先席に乗っていると、乗客から「若いのに座ったままで」と非難されたことも。
そこでヘルプマークを組み入れた自作のプレートを作製。
マークだけだと知らない人が多いため、「申し訳ありませんが、病気のため席をお譲りすることができません」と追記し、いつもかばんに掲げている。
すると、「大変だけど頑張ってね」と声をかけられるようになり、気まずい思いをしなくなったという。
プレートには病名も記載。
「外出時は常に倒れる不安を抱えている。病名がすぐに分かるようにすることで、救急時への安心感につながる」と説明する。
署名活動は4月から始め、この日の分を含めて3千人分以上が集まった。
今月末まで行い、名古屋市にヘルプマークの普及促進を求めるため提出する予定だ。
このほか、寄付を募り、同じ状況に苦しむ人にプレートを届けているほか、作成してくれる支援企業も募集している。
小崎さんは「障害や病気が見えにくいがために苦しんでいる人たちのお守りになれば」と話す。
署名や寄付の問い合わせは、小崎さんの会社「オアシス」=電052(414)6446=へ。 〔2017年6月19日 中日新聞〕

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