ステイホームダイアリー
ステイホームダイアリー
人とつながる機会が減少したコロナ禍以降、ひきこもりや不登校の状態にある人が増えています。
あなたにとって、人とつながり、安心できる「居場所」はありますか?
■家にいながら、人や社会とのつながりをつくる「交換日記」
コロナ禍の中、新たなつながりづくりを目指して始まった「ステイホームダイアリー」。
世代や立場が異なる人との交換日記に、3年間で、のべ150人が参加。
現在は、日記の内容から、地域の心地よい「居場所」を集めて発信していく取組も進行中!
詳しくは、地域包括支援センター(【電話】63-7833)へ
■コロナ禍の中、始まった「ステイホームダイアリー」
コロナ禍で人とつながる機会が減っていた令和3年に始まった「ステイホームダイアリー」。
世代や立場が異なる3人1組が交換日記で、家にいながら人とつながっていこうという取組です。
保健師などが、地域の中で「みんなとつながってほしい」と思う人に声をかけ、ボランティアをしたい人やひきこもりの人など、さまざまな人が参加。
「気持ちを聴いてもらえて幸せ」「見知らぬ人には、何でも伝えやすかった」「新たな一歩を踏み出せた」「交換日記が自分の居場所になった」といった感想が寄せられています。
■人や地域とのつながりで健康で充実した生活を
ひきこもりや不登校が増えている中、人や地域とのつながりを生かして、健康で充実した生活を守っていこうとする「社会的処方」という考え方が注目されています。
社会的に孤立し「生きづらさ」を抱える人にとって必要とされているのは、「ステイホームダイアリー」のように、人とつながり、安心できる「居場所」なのではないでしょうか。
また、そんな「居場所」に出会えるきっかけづくりも重要です。
■娘の不登校を告げた日記
「ステイホームダイアリー」の参加者のひとり、藤原広美さんは、交換日記で子どもが不登校であることを告げ、「当事者の交流の場を作りたい」と目標を掲げました。
「メンバーからの励ましの言葉がすごく嬉しかった」と話す藤原さんの物語は次ページ以降で…
〔広報なばり 令和5年10月10日号〕