コンビニは社会のインフラになっている
コンビニは社会のインフラになっている
東京都大田区が区内のコンビニにAED(自動体外式除細動器)を設置するニュースが流れました。
大手コンビニチェーンのローソンと契約し、他のコンビニチェーンにも広げていくようです。
隣の席にいるDくんによると今年は日本にコンビニが生まれてから50年ということです。
コンビニは文字通り「便利」です。初めは生活日常品を扱うチェーン型の小売商店から始まったと思います。
思い返してみると、コンビニによって違いはありますが、非常に多くの役割をもつようになりました。
銀行のATM(現金自動預け支払い機)、子どもなどの安全シェルター(逃げ場)、公共料金等の支払い、コピー機の設置、ネットと結びつくプリント機能、宅配便の受付、郵便ポストの設置、切手販売、臨時の公衆トイレ、店内軽飲食、特定不用品の回収ポスト……という具合です。
ドラッグストアに近い役割のところもあるようです。
公共機関ではないですが、地域の人や通行者にも開かれたスペースの役割をもっています。
調べると全国に5万店以上もあり、国民の生活には大いに役に立っています。
小売業の歴史では戦後表われたスーパーマーケット以上の大きな特色をもった小売業種ですが、上に紹介した小売業を超えた性格を広げています。
課題はコンビニ店の従業員と経営者にこれらの負担がかかることです。
特に深夜営業の継続、アルバイト・パート従業員の補充、いろいろな作業知識の習得、さらにカスハラ(顧客からの理不尽な注文)対応もある気がします。
24時間営業が大きな役割を果たしており、それを支える社会的対応を考えてもいいと思います。
コンビニは将来の社会を考えるとき、地域コミュニティに欠かせない要素、インフラストラクチャー(生活基盤)に成長しています。
それらを生かすために防犯設備や駐車場の監視カメラなどを公に補助をしてもいいと思うほどです。
私がよく行く近所のコンビニ(複数)では、中国人などアジア系の若い人が何人かいます。
高校生など若い人のアルバイト経験などはよい社会経験になるのではないでしょうか。これらは日本社会に馴染む社会経験になるでしょう。