もりやっ子食堂
もりやっ子食堂
種類・内容 | |
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所在地 | 〒 茨城県守谷市 |
運営者・代表 | |
連絡先 |
みんなでつくる子どもの居場所 1
全国に広がっている「」。
前回広報もりやで紹介した2019年12月に全国で約3,700カ所だった「子ども食堂」は、2021年12月時点で約6,000カ所と急激に増えており、その必要性に注目が集まっています。
今回は市内の子ども食堂である「もりやっ子食堂」と、その活動を温かく支援する“サポーター”の皆さんの取組をご紹介します。
■子ども食堂とは
一口で「子ども食堂」と言っても、活動主体によっていろいろな形があります。
市民ボランティアが主体の子ども食堂のほとんどは、低額または無料で子どもたちに食事を提供する、地域に密着したコミュニティの場です。
子どもたちが安心して集い、食事や遊びを通じて子どもも大人もゆるやかに交流しながら「子どもの居場所」をつくっていく取組です。
・現在は新型コロナの影響で食堂ができず、応援パックを配布しています。
・たくさんの方にご協力いただき用意した食べ物を、ボランティアの皆さんが配布前日に準備します。
■北守谷の「もりやっ子食堂」
「子どもたちが食と遊び・交流をとおして心豊かに成長してほしい、そんな思いからスタートしました」そう話すのは、「もりやっ子食堂」を開催するボランティアグループ「ほっとカモン」代表の大塚(おおつか)さん。
月に一度、北守谷地区を拠点に活動する「もりやっ子食堂」は、2018年から2020年度まで守谷市市民公益活動助成金の交付を受け、設立準備や試行運営を経て、通年・定期開催へと発展してきました。
ボランティアの皆さんが調理した出来立てのランチを、集まった子どもたちが交流しながら一緒に食べたり、遊んだり。
「子どもたちのお腹と心が満たされ、ほっとできる居心地のいい場所になることを願って取り組んでいます」と大塚さん。
そんな食堂の開催がコロナ禍により難しくなる中、「何とか子どもたちを応援したい」と、2020年7月からは、テイクアウト方式で応援パックを配布しています。
・3月19日に文化会館で行われた応援パックの配布。
開始時間にはすでに数十人もの人が列を作っており、用意していた100人分はすぐに無くなってしまいました。
■感じる地域のあたたかさ
「食堂運営は地域の皆さんの心強い協力・支援があってこそ」と、大塚さんは地域の理解とつながりの必要性を話します。
食材は、北守谷地区まちづくり協議会からの支援金のほか、地域の事業者や個人からの直接の寄付など、たくさんの方の協力により用意されています。
また、運営にも、毎回参加してくれる20人以上のボランティアメンバー、守谷高校のボランティアなど、たくさんの方の力が生かされています。
■市内各地に広がってほしい
現在、大塚さんは、食堂形式の再開を目指しているそう。
「子どもの居場所を作ることで、『子どもたちのために何か役に立ちたい』という人同士がつながることができます。
これから市内各地域の子どもたちのために、このような活動が広がっていくといいですね」
また、「もりやっ子食堂」では、皆さんからの支援も募集しています。
そして、「子ども食堂」の開設に興味がある方、お気軽に市役所市民協働推進課にご相談ください。
◆子ども食堂のいいところ
子どもに
・ひとりでも安心して過ごせる
・孤食の防止
・さまざまな人とふれあい、将来への展望が開ける
子育て世代に
・家庭や子育てなどの悩みを相談できる
・食事を得られる
地域に
・地域のきずなが生まれる
・地域の見守り、支え合いにつながる
〔広報もりや 2022年4月10日号〕