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お答え:この場合は学校のことがわかる人がいいでしょうー木村茂司

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この場合は学校のことがわかる人がいいでしょう

〔質問048〕カウンセリングを受けたいという女子高生
女子高校生の母から。
学校を休み始めて10日くらいになります。
本人に勧めたところカウンセリングに行くといいます。
これでいいのでしょうか。

〔お答え048〕この場合は学校のことがわかる人がいいでしょう
高校生はいろいろなことを考え、悩んだりします。
特に女子に多いです。
自分の過去のこと、自分と他の人との比較、自分と親との関係、友達関係、世の中のこと、将来のことなどのように。
大人への入り口の時期ですのでいろんなことを考えます。
学校を休むようになったのは、学校で何かあるのでしょうか。
イジメとか、学力とか、友達とのこととか、先生とのこと、学校のきまりや指導についてなど。
高校生になると、なかなか話してくれなくなります。
本人がカウンセリングに行くと言うなら、行かせたほうがいいです。
ただし、どこに行くかよく検討しましょう。
民間資格でいろいろなカウンセラーがいます。
カウンセラーとあまり大げさに言っている人は避けたほうがよいかもしれません。
大きく宣伝していたり、有名だというだけで選ぶのは避けたほうがよいかもしれません。
きちんとした資格である臨床心理士でも、学校関係のことはよく知らない人もいます。
家族関係、生育歴だけから判断する人もいます。
教育相談の内容ができる人がいいでしょう。
いちばんいいのは、実際に行ってよくなった、という経験の人から聞いて行くといいでしょう。
間違っても、1か月以内に学校行けるようにする、などと言う人のところには行かないようにしましょう。

Y子さんは母子家庭、母親の親と同居していました。
母親が働いていて育ててくれていました。
母親は仕事に、自分の境遇に、時になげきながらがんばって仕事をしました。
祖母はやさしかったですが、祖父が口うるさく、何かと母に小言を言っていました。
Y子さんは理知的な人で、あまり話さないけれど本をたくさん読む人でした。
母親は教育相談をしているフリースクールに相談に行きました。
そして、別の高校のスクールカウンセラーをしたり、病院でもカウンセリングをしている比較的若い臨床心理士を紹介してもらいました。
その人の勤める心療内科に受診し、薬も出され、その人のカウンセリングを受けました。
普通、カウンセリングというのは来談者の話しを聞くのが中心です。
助言などはあまりないのですが、このカウンセラーは、女子高生時代特有のもの、Y子さんの家庭や生育歴に深く入りこみ、人の人生についてなどの話しをしてくれました。
Y子さんもそこでは自分をしっかり出すようになりました。
結局は1年留年しましたが、1年おくれで高校を卒業し、大学の環境学科に進学しました。
祖父がガンで他界したことも関係したかもしれません。

回答者と所属団体
赤門学習塾木村茂司

「カウンセリングを受けたいという女子高生」に答えるページ
お答え:トラウマの程度によっては学校を退学するー赤沼侃史
お答え:この場合は学校のことがわかる人がいいでしょうー木村茂司
お答え:カウンセリングを受ければ障害は深くならないー兵頭孝子
お答え:後ろから見守るつもりで勧めるー松田武己

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