Job:医療事務員
医療事務員
〔2003年原本〕
病院などの医療機関で事務的な仕事する人です。
診療の受付、医療費の計算と患者負担金の徴収、入退院手続きなどがありますが、とくに医療保健の請求事務(医療費計算)のしめる割合が大きいので、
医療保険請求事務のできる人をさすことになります。
仕事は、医師が患者を診療したときの記録(カルテ)をみて、医療行為として公的な支払機関に請求できるものをピックアップし、請求書に記載し、
請求額を点数で表わしていきます。
ほとんどコンピュータ化されています。
コンピュータシステムでは患者が受診時に投薬や検査をするつど入力し、負担金を徴収します。
そのとき同時に請求事務も行われるのですが、請求書完成にあたってはカルテとの照合はさけられません。
仕事は月末から月初めの1週間から10日間に集中します。
医療機関の事務部門に就業すればこの仕事につけます。
そこで実地研修で身につけられるものですが、専門学校に養成コースがあり、最近は、知識のある人を採用するケースも増えています。
(財)日本医療教育財団の実施するメディカルクラークの技能審査認定があります。
また医療機関に入らず、独立の医療保険事務代行員の形や職員以外のアルバイトでする人もいます。
これらのケースは医療機関の部外者ですが、患者のプライバシーの情報を守る義務を負います。
とくに資格はいりませんが、専門学校は修了者に医療秘書、医療保険士、医療事務管理者、医療事務技能者、
医療コンピュータ技能などいろいろな職名・資格名をつけています。
〔給〕は〔並〕。
〔参考〕(財)日本医療教育財団
〒101‐0064 東京都千代田区猿楽町2‐2‐10
TEL03‐3294‐6624
http://www.jme.or.jp/
〔参考〕(財)日本医療保険事務協会
〒101‐0047 東京都千代田区内神田2‐5‐3 児谷ビル
TEL03‐3252‐3811
http://www.shaho.co.jp/iryojimu