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課題発見型授業

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課題発見型授業

國學院大学とサッポロHD、次世代の人材育成などで連携協定締結
國學院大学とサッポロホールディングスは16日、アクティブラーニング等による学生育成プログラムなどを視野に入れた包括的連携協定を締結した。
2016年にも合同授業の実施といった取り組みを行ってきたが、今後は若年層育成や地域発展のためより広い範囲で協力していく。
基本的な概念として地域活性、人材育成、新しい価値の創造を掲げ活動する予定だ。
具体的な連携事項としては、渋谷区民向け講座の共同開催といった地域発展への協力、若年者への生活習慣に関する共同調査、アクティブラーニング等課題発見型授業の検討などを計画している。
特にアクティブラーニングは能動的学習、学生による主体的な学習を意味する学習方法で、近頃注目を浴びている。
従来の受動的な知識詰め込み型教育からの脱却を目指し、文部科学省も大学への導入を推進。
教育審議会の答申で言及され、さらに小中高の学習指導要綱改訂の内容にも盛り込まれている。
つまり、このような教育の質的転換の波は、大学はもちろん小中高にも及んでいるといえる。
企業でも、例えば電通には専門の研究所が設けられているほどだ。
昨年、國學院大学で実施されたアクティブラーニングの授業ではサッポログループ各社の役員や社員が参加し、学生を指導した。
学生は提示されたテーマに則り事業案のプレゼンテ―ションを行い、自ら出したアイデアを積極的に提案。その発想は審査員に高く評価された。
もとより両者はともに明治時代を起源とする歴史ある存在であり、地域の人々との交流、開拓者精神の重視など価値観における共通点も多い。
2015年にはビジネス誌上でトップ同士が対談し、互いの認識について語り合っている。
神道精神を標榜し、単なる欧化ではなく日本本来の思想、文化、歴史に基づく人材育成を志す國學院大学。
そして、商品名が地名、駅名にまでなったエビスビールをつくり、日本各地で愛されるブランドを構築したサッポログループ。
今回の協定を機に、更なる発展が期待される。  〔財経新聞(小椋恒示) 2017年6月18日〕

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