蕨市地域福祉計画
新年度の主な事業
みんなにあたたかく 健康に生活できるまち
○主な事業とその予算
・新型コロナウイルスワクチン接種事業…3億4,757万円
→主に重症化予防を目的として、今年度も無料でワクチン接種を実施します。
・ふれあい収集の実施…70万円
→自らごみを出せない高齢者・障害者世帯を対象に、戸別のごみ収集を実施(関連下記)。
・産後ケア事業の拡充…105万円
→赤ちゃん訪問や相談事業などで心身の不調または育児不安が認められる場合、助産師による訪問指導に加えて、新たに「短期入所型」や「通所型」の支援を実施します。
・10か月児健康診査の実施…325万円
→これまでの1歳児相談を10か月児健康診査に移行し、蕨戸田市医師会内の指定医療機関において個別健診を実施します。
・地域福祉計画策定事業…682万円
→地域共生社会の実現に向け、市や関係機関と住民が一体となって地域での生活課題に対応する包括的な支援体制の更なる整備を図るため、地域福祉計画を策定します(2か年で総額1,320万円)。
○ふれあい収集の実施
「ごみステーション」にごみを出すことが著しく困難で、他の福祉サービスによる対応などができない高齢者世帯や障害者世帯を対象に、10月から安否確認も兼ねた戸別のごみ収集を実施します。
○期待の声 今年度も円滑な接種を
中村英男(なかむらひでお)さん 錦町3丁目
これまでに4回のワクチン接種を受け、おかげさまで罹患せずにすんでいます。
徐々に平穏な日常が戻りつつありますが、まだまだ油断できませんので、ワクチンをスムーズに接種できる体制づくりをお願いします。
■4 にぎわいと活力、市民文化と歴史が とけあう元気なまち
○主な事業とその予算
・アニメとの連携を通じた女子サッカーの応援…270万円
→「さよなら私のクラマー」の聖地巡礼マップの作製やコラボ商品の開発などによりアニメツーリズムを推進するほか、アニメで取り上げられた女子サッカーを応援する取り組みとして、WEリーグの応援ツアーや女子児童対象のサッカー教室などを開催します。
・魅力ある店舗づくりの支援…330万円
→地域課題の解決や集客力向上のため、企業診断後に店舗改装等を実施した事業者に、事業費の3分の2を助成します(上限30万円)。
・観光協会補助金…355万円
→例年の補助に加えて、蕨駅開業130周年記念事業の実施に対して130万円を補助します。
※その他、地域活性化・消費者応援事業、蕨駅西口再開発事業を実施
○期待の声 改装通じまちが活性化
本多弘治(ほんだこうじ)さん 中央4丁目 本多米店
蕨には昔ながらの店も多いため、リニューアルの需要があると思います。
補助を活用して実施する店が増えれば、まち全体のにぎわいにつながるでしょう。
当店も今後内装工事をするときはぜひ活用したいですね。
■5 快適で過ごしやすく 環境にやさしいまち
○主な事業とその予算
・錦町土地区画整理事業特別会計繰出金…9億9万円
→特別会計(総額14億5,800万円)への繰出金。4年度の国の補正予算も活用し、26棟の家屋移転を行うなど着実な推進を図ります。
・大荒田交通公園内施設の改修…1億2,690万円
→公園施設長寿命化計画に基づき、公園内の老朽化した管理棟の建替えや路面の舗装、信号機、交通標識、外柵などの改修を実施します(関連下記)。
・道路老朽化対策の集中的実施…1億6,169万円
→老朽化した路線に対する集中的な措置として、舗装等補修工事などの路線数を拡大して実施します。
・地球温暖化対策設備等設置費補助金の拡充…1,000万円
→第3次蕨市環境基本計画の策定に伴い補助対象・金額を見直すほか、予算額を前年度から倍増します。
・折りたたみ式もやすごみ回収BOXの設置…114万円
→カラスなどによるごみの散乱を防ぐため、各町会に折りたたみ式のもやすごみ回収BOX1台を貸与し、試験的に「クリーンステーション」に設置します。
・マンション管理適正化の推進…52万円
→今年度から始まる「蕨市マンション管理適正化推進計画」に基づくマンション管理計画の認定制度やアドバイザーの派遣などを実施します。
○大荒田交通公園内施設の改修
老朽化した施設を改修するほか、芝生広場、幼児専用ゾーン、障害者や妊産婦のかたなどのための駐車場(2台分)も新設します。
○期待の声 地域で親しまれる公園
杉田由美(すぎたよしみ)さん 南町4丁目
3歳の娘は三輪車が大好き。この公園の遊具もお気に入りで、月に2、3回は利用しています。
改修で路面がきれいに舗装されたり、幼児専用ゾーンができたりと、より安全に遊べる楽しい公園になりますね。
■6 一人ひとりの心でつなぐ 笑顔あふれるまち
○主な事業とその予算
・外国人住民向け一元的相談窓口の設置…261万円
→外国人住民の皆さんが地域で安心して暮らせるよう、新庁舎開庁に合わせて、市民活動推進室内に外国人住民に向けた一元的相談窓口を設置します。
・協働事業補助金…99万円
→母子ケア事業や食による地域活性化プロジェクトなど、5つの事業を実施します。
○期待の声 より暮らしやすい蕨に
楊子(ようこ)さん 北町2丁目
来日して約9か月。難しかったごみの捨て方も、近所の人のおかげで少しずつ慣れてきました。
市役所の窓口では、ゆっくり話してくれてそれほど困りませんでしたが、外国語対応窓口ができるとより安心です。
〔広報蕨 令和5年4月号〕
