不眠・ウツ・過食の重なりは不安定感が背景にある
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不眠・ウツ・過食の重なりは不安定感が背景にある
不眠の女性からの電話です。この人はこの不眠のためにいくつかの医療機関を訪ねましたし、私が同行したこともあります。
あの時はかなりひどくて電車や歩行もそれなりに注意をして一緒に行きました。
私の知る限りでは、まずウツ状態があります。
それが進むと過食が表われます。眠れないときはその日は過食になっていることが多いといいます。
食べては吐くというほどではありません。
知らないうちに食べてしまった(その痕跡がある)ことも珍しくはないといいます。
これら全体のベースに不安感があります。
だから不眠薬の効果は状態・症状の全体に対応しているのではなく、はじめから限定されているのです。
よく眠れた日、5時間以上眠れたら上等の部類ですが、体調はよく動けるといいます。
“累計”5時間以上という睡眠のときもあって、これは眠りが浅いわけで起きていても体調はすぐれません。
これらの全体が向上しないとよくならないのですが、女性の不思議さはそうでありながら人前ではそうとう元気に振る舞いますし、そのまま安定した(と思える)人もいます。
生理学的な背景が男性とは違う感じがします。
女性の場合は、話をするといっても難しい面があります。
社会関係の話にはならず、家族関係の延長の雰囲気になりやすいです。
自分の健康や食事の話をしていても、いつ私の食事や健康の話に変わるかわかりません。
それを含めて聞いていくわけです。
そうすると落ち着いてきます。
「ありがとうございました」と終わることもあるので、聴いていることが大事なのだと思います。
不眠の人はかなり多いと思います。昼夜逆転はそれに比べると問題になりませんが、昼夜逆転が不眠の出発になることもあるようです。