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Job:時計製造工

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時計製造工

2003年原本
時計は腕時計などのウォッチと、掛時計などの室内におかれるクロックに大別されます。
製造方法の基本形は同じで、まず材料から部品をつくる工程があります。
材料は、鉄、アルミニウム、プラスチック、黄銅などですが、貴金属を使いメッキをするものもあります。
部品は文字盤、針、歯車、ケースなど、時計のデザインに応じて、何種類もあります。
ウォッチでは非常に小さなものになります。
部品を組み立てるのは時計組立工とよばれます。
ピンセット、拡大メガネ、ハンダゴテ、ヤットコ、ドライバーなどをつかいます。
自動化、機械化はすすんでいますが、手作業は欠かせません。
大量生産のものはベルトコンベアに沿った流れ作業になります。
生産量の少ないものは、少人数で1点ごとに作り上げます。
手先の細かな仕事で、しかも次から次へと部品を取りつけていく作業で、器用さと根気のいる仕事です。
就業先は、時計工場です。
工場といってもごみ、埃(ほこり)のない環境の下での仕事になります。
比較的軽作業で、女性が多く、しかも20代の若い人が多くなっています。
流れ作業の各工程を身につけ、どの部分でもできるようになると一人前です。
時計組立の技能を身につけ、退職後、組立の仕事を専門に請負い、時計店を自営する人も少なくありません。
時計製造工になるには特別の資格はいりません。
機械や電気についての一般的な知識があれば、仕事のうえで役立ちますが、工場での訓練で身につくものです。

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