Job:パースデザイナー
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パースデザイナー
〔2003年原本〕
建設物の透視図を描く人です。
透視図はパースペクティブ、略してパースといわれるため、パースイラストレーター、建築パース技能者などを名乗ったり、よばれたりしています。
アーキテクチュアルレンダラーということもあります。
多くは販売用の住宅やマンションの案内パンフレット、建設中のビル、工場、橋などの完成予想図を描きます。
建設製図技術者の描く設計図のように正確さを求めるよりも、むしろ完成された建物を見た感じでつかめるように、見栄えよく描くことに主眼がおかれています。
室内インテリアのイラスト、周囲の道路や緑地も情景として描かれています。
仕事の手順は、まず、設計図を見て素描図(ラフスケッチ)をつくります。
それを材料に広告デザイナーや住宅販売会社の営業担当者の意見をきき、完成図を描く方向をきめます。
画風、図案、色あい、そのほかに設備や環境面で強調したいところ、それにデザイン画と風景画の中間のものといえます。
就業先は建設会社の宣伝部、建設パース専門事務所など。
ほかにフリーの人もいます。
フリーのばあい広告代理店経由の注文が多いです。
時間におわれ、徹夜になることも珍しくありません。
この仕事につくには、美術系、デザイン系の学校・学科で学び、先の就業先に就くことです。
見習いや補助から技量が上がるとともに仕事を任せられるようになります。
建築透視図製作技能士の技能資格があります。
〔給〕は[並]から[やや高]。