Job:バイヤー
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バイヤー
〔2003年原本〕
商社、百貨店、チェーンストアなど大手流通業の仕入部門をさします。小売店や問屋には仕入れ業務はつきもので、仕入担当者は一般にバイヤーとよばれます。
大手小売店も、仕入部門が専門分化しています。
仕事内容は、取引先や商品の選択、ある商品の仕入れ量、仕入れ時期、仕入れ条件(価格、支払い条件など)、搬送方法と手配、スケジュールの制作などです。
しかし、仕入れ後も販売方法、宣伝のしかた、商品説明、売り場での陳列を指導したり、また売り場で販売員や客の意見や要望をきき、次の仕入れのデータにしていきます。
商品の選択は、流行や社会的条件に通じていなくではなりませんし、新規仕入先の開発、商品購入条件の交渉など“商人”としての高い力量を必要とします。
商品、流通ルートなどについても深い知識が必要です。
社内においては幹部候補であったり、専門家コースに向かう人です。
商品開発部門にすすむ人もいます。
バイヤーになるには、入社後、まず販売を数年間担当することが普通です。
その後、仕入部門に配属される形が多く、入社早々に仕入部門を任されることはありません。
男性が多いのですが、日常生活用品や婦人・子ども服の仕入れを中心に女性のバイヤーが生まれています。