Interview:夜尿と自閉症を結びつける仮説

夜尿と自閉症を結びつける仮説

夜尿症について書きましょう。
それでも自分の夜尿経験を書くのは抵抗感があります。
なぜそれも自閉症または自閉的な気質と関係すると思ったかの経緯を書きましょう。
もうかなり前のことです。
フリースペースに通所している人――女性ですが、子どものころ夜尿があったと聞かされました。
それからかなり経った時期に別の２０代の女性から子ども時代に夜尿だったと聞きました。
それだけでなく先日久しぶりに夜尿をしたという経験を聞きました。

自分がアスペルガー気質と自覚したあと、この２人を思い浮かべました。
両者とも引きこもり経験者として通所しているのですが、どの程度の引きこもりなのかはよくわかりません。
繊細で神経質的気質を否定するほどではないのですが、少し違う面もあると思えます。
対人関係では（誰に対してもというわけではありませんが）回避する一方ではなく、ある場面では行動的と思うこともあります。
２人にはアスペルガー的な気質を感じられるかもしれません。
アスペルガー気質の人が人間関係で受ける不具合を解消させるか爆発させるか、その一つの形が夜尿なのかもしれません。
自分の子ども時代の夜尿の経験ともあわせて、アスペルガー気質と結びつけるようになったのです。
もちろんこれは個人的な仮説の範囲を超えるものではありません。
このような調査がされているかどうかはわかりませんが、一つの視点ではないかと思います。
こういうプライベートなことを話してくるのは同性の男性ではなくて女性です。

その理由は私と年齢がはるかに離れていること、女性は自分のプライベートな弱さを話せる相手を求めているのかもしれません。
そして案外それが女性の弱さではなく強さに関係していると思います。