Center:A施設に入りたい人の要請
提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
本人が直接に問い合わせなくては始まらない
〔質問128〕ある宿泊施設に入りたいという要請
A宿泊施設に入りたいので、そこを調べてもらえませんか。
当事者らしい30代男性Tさんから連絡を受けました。
これへの答えと考察です。
〔お答え128〕本人が直接に問い合わせなくては始まらない
(1)Tさん自身で、その宿泊施設に連絡をして聞いてください。
ある宿泊施設に関することは、不登校情報センターのウェブサイトにも載っています。
その程度の関係はありますが、こちらからその施設にTさんの入所を勧めることはできません。
Tさんにとってそれがよいと思える理由、その施設がどのような体制でどういう人に対処しているのかは私には判断できないし、判断すべきことでもありません。
いいかえると入所希望者・受入れ側の両方の事情・事態がわからないなかで問合せをしても要領を得ないからです。
(2)Tさんは自分で問い合わせるのに不安があるのだと思います。
それはどういう背景、Tさんはどんな状態なのか、または家族の関係も考えなくてはなりませんが、それらが少しもわかりません。
そこからTさんの不安がどのようなものかを推察していけるのですが、それがわからず推察する域を越えません。
たとえば、家族内での孤立、追い込まれた状態、精神的な障害の有無または対人恐怖、
社会体験の極端な不足などを思い浮かべますがいずれも想像の範囲です。
(3)Tさんがその施設に直接に問い合わせるだけでその状態の一端ははっきりします。
Tさんにそれをいくらかでも了解できる程度かどうかはわかりませんが、そこから始まる気がします。
〔2010年3月〕
回答者と所属団体
松田武己・不登校情報センター相談室
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