Job:プログラマー
プログラマー
システムエンジニア(SE)の作成したソフトウェア設計にもとづき、プログラミングをする仕事です。
コンピュータを作動させるソフトウェア設計の中心はSEで、プログラマーはそのアシスタントであり、プログラム制作の実行者です。
たんにSEの指示に従って作業をすすめるだけでは不十分で、それを補充し、自分で組み立て完成していかなくてはなりません。
仕事の内容は、①フローチャート(作業の見通し図)の作成、②プログラム言語で命令を書く(コーディング)、③原始プログラム作成、④プログラム言語(COBOL(コボル)、アセンブリ、ベーシックなど)への翻訳(目的プログラムという)、⑤正しく作動するかどうかの点検と修正、⑥操作マニュアルの作成、です。
②のコーディングは、プログラム仕様書にしたがって、プログラム言語に翻訳する作業で、初心者などはこの部分だけを専門に任されることもあります(コーダーという)。
⑥は(⇒)テクニカルライターの仕事です。
プログラムづくりは、コンピュータ機器を前にするだけでなく、紙と鉛筆を使う作業も多く、専門的知識、能力のほかに、数学的センスと忍耐力が必要です。
就業先は、コンピュータメーカーやソフトウェアハウス、計算機センターが多いのですが、金融機関の計算部門やユーザのコンピュータ専門分野にも広がっています。
これらの企業に入って、社内教育を受けて(OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)など)、プログラマ一になるケースが多い。
プログラマー(またはSE)をめざす人は、このほかに職業訓練学校や専門学校で、技術と知識を学ぶ道もあります。
仕事の内容は、とくにメーカーや販売会社では、受注型のもので、ユーザの都合で注文のソフトウェアの内容がくるくるかわったり、仕様書のない注文があったりして、なかなか大変です。
コンピュータを設置する場所へ出かけて作業をし、4日連続作業という労働時間もあったといいます。
月250時間の残業(電算機関連労働組合協議会調べ)は特例かもしれませんが、一般には残業時間の多いことは確かです。
ブログラマーの絶対数が不足しているのも原因の一つです。
ただしプログラマーとSEの間に明確な境界があるわけではありません。
実際、現場ではかなり相互に乗り入れした状態で仕事をしているのです。
プログラマーからSEへの道に壁がないということでもあります。
コンピュータの普及と技術の高度化により、プログラマーの仕事分野はますます細分化されているようです。
(参考)情報処理推進機構(本部)
〒113-8663東京都文京区本駒込2-28-8
文京グリーンコートセンターオフィス15階
TEL03-5978-7600(代表)
[>http://www.jitec.jp/ ]
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