お答え:学校から離れて子どもなりの生き方を探すー赤沼侃史
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学校から離れて子どもなりの生き方を探す―赤沼侃史
質問:
〔質問13〕夜間の定時制高校に転校したい
高校1年生で不登校の母親から。
夜間の定時制高校に転校すればいいと思いますがどうでしょうか。
回答:
高校一年生で不登校になった場合、学校に対して強く拒否反応を起こす子どもが多いです。
ですから、夜間の定時制高校でも拒否反応をする子どもがとても多いです。
学校を続けられても、体だけ学校に運んで、勉学は身につかない子どものことが多いです。
それでも高校卒業の資格を取れますが、その後長い期間引きこもってしまい、進学や就職などの将来が開けない場合が多いです。
高校に行けなければ、もっと楽な定時制高校に行けばよいと、多くの親や大人は考えがちです。
不登校の子どもは大変に難しい事実があります。
高校卒業後の子どもの人生を有意義にするには、学校にこだわらなくて、いったん学校から離れて、その子どもなりの生き方を見つけさせてから、必要ならその子どもに適した高校に戻る方が、子どもにとって意味があります。
回答者と所属団体
赤沼侃史・子どもの心研究所(登校拒否研究室)