旭川市社会福祉協議会
旭川市社会福祉協議会
種類・内容 | 旭川市自立サポートセンター(生活困窮者自立支援法窓口)を業務受託。 |
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所在地 | 〒070-0035 旭川市5条通4丁目 旭川市ときわ市民ホール1階 |
連絡先 | TEL 0166―23-0742 FAX 0166―23-0746 |
URL | https://www.asahikawa-shakyo.or.jp |
事務所 | 〔5条事務所〕〒070-0035 旭川市5条通4丁目 旭川市ときわ市民ホール1階 【電話】23-0742【FAX】23-0746【Eメール】chiikikyosei@asahikawa-shakyo.or.jp |
誰一人取り残さず、困りごとに寄り添う地域を目指して
▽地域まるごと支援員が10名体制で活動しています
80代の親が50代の引きこもりの子どもの生活を支える8050問題、育児と介護を行う時期が重なるダブルケアなど、近年は個人や世帯が抱える生きづらさや困りごとが複合化・複雑化しています。
さらに、これまでの分野別(子ども、高齢者、障がい者など)の相談窓口では対応が難しい問題や、困っているにもかかわらず支援の手が行き届かない「制度の狭間の問題」などを抱えた世帯も増えています。
こうした状況から、旭川市社会福祉協議会では「複合化・複雑化した困りごとを抱える人」に対し、地域、関係機関と連携した支援や伴走型の支援を実施するため、市から委託を受けて「地域まるごと支援員」を令和4年度から配置しました。
「誰一人取り残さない、誰もが安心して暮らせる、住みやすいまち」を目指して、活動しています。
■地域まるごと支援員の主な支援・活動内容(1)『個別相談支援』
▽困りごとを抱える人に対する柔軟な支援
令和4年4月から活動している地域まるごと支援員は、様々な困りごとの相談に対応しています。
令和4年度1,933件だった個別相談件数は、課題の整理に時間を要することもあり、令和5年度では3,918件と2倍に増加しています。
地域まるごと支援員:様々な相談ごとに対応するため、地域まるごと支援員の力だけでなく、多くの関係機関と連携し、柔軟できめ細かなサポートを行っています。
■地域まるごと支援員の主な支援・活動内容(2)『地域づくり支援』
▽住み慣れた地域で暮らし続けることができるような地域づくり・仕組みづくり
地域まるごと支援員は、高齢者や障がいのある方など、どのような人でも住み慣れた地域で暮らし続けられることを目指して、地域づくり・仕組みづくりを行っています。
実際の活動について紹介します。
ボランティアや中学生も参加しています!
◎「より良い地域」を目指して!
地域住民や福祉専門職などと地域の課題を解決するために話し合う会議を開催しています。
※「東旭川・千代田をよくする作戦会議」
◎活躍の場を増やすために!
ボランティア活動について学ぶ講座やボランティア同士の交流会など、地域の方が得意なことやできることを活かす機会づくりを行っています。
※北星・旭星圏域「北のほし☆ボランティア交流会」
◎サロンなどを訪問
市内で行われているサロンや子ども食堂など、地域住民の暮らしに役立つ社会資源の情報収集を行っています。
※「旭正地区ふれあいサロン」
問合わせ先:旭川市社会福祉協議会 地域共生課 重層的支援体制整備事業担当
令和6年度から地域まるごと支援員の事務所が2か所となりました。
〔すずかけ事務所(A・D地域)〕
A地域 豊岡、東旭川・千代田、東光
D地域 神居・江丹別、神楽・西神楽
〒078‒8320 旭川市神楽岡10条5丁目1番28号
地域福祉活動拠点すずかけ
【電話】73-5310【FAX】73-6310
〔5条事務所(B・C地域)〕
B地域 中央、新旭川・永山南、永山
C地域 末広・東鷹栖、春光・春光台、北星・旭星
〒070‒0035 旭川市5条通4丁目893番地の1 旭川市ときわ市民ホール1階
【電話】23-0742【FAX】23-0746
【メール】seikatsu-shien@asahikawa-shakyo.or.jp
※地域まるごと支援員は、上記の各地域ごとに担当しています。相談は無料です。
〔こうほう旭川市民「あさひばし」 令和6年7月号〕
社協あさひかわ 令和5年7月
■令和5年度 旭川市社会福祉協議会の事業計画と予算
〔令和5年度事業計画(重点的事項抜粋)〕
1)地域福祉の推進のために
▽地域福祉の計画策定
本会の地域福祉活動計画は、これまでも旭川市の地域福祉計画との整合性が確保されるように策定してきましたが、市が令和4年度に制定した「地域共生社会の実現に向けた施策の推進に関する条例」が施行されたこともあり、次期の計画は、市とより一体的なものとすることを目指し、策定作業を進めます。
▽地域福祉活動の推進
・地域福祉を推進する人材の不足が顕著になっていることから、令和3年度から地区社協において設置を試行していた「地区ボランティアセンター事業」について、「地域支えあいのまちづくり推進事業」の対象とします。
・民生委員児童委員の退任者を対象に、本会が新たに「福祉委員」として委嘱する取り組みを令和5年度は試行的に実施し、課題等を整理して令和6年度から本格実施を目指します。
・個別の避難計画の策定に地区社協が取り組むことができるよう「地域支えあいのまちづくり推進事業」に新たに計画策定の取り組みを加えます(安心見守り事業における「災害時個別避難計画作成加算」の新設)。
2)安定的な運営基盤のために
▽自主事業の事業見直し
本会が実施する介護保険事業及び障害福祉サービス事業について、社協としての役割を果たしつつ、収支の改善を図るよう検討を進めます。
▽法人後見事業の見直し
令和2年度から開始した法人後見事業については、対象者の拡大と収支の改善を図るため、財産要件等の見直しを行い、法人後見につながる見守りサービスや金銭管理等に加え、対象者が亡くなった後の葬儀、家財処分等も包括して受任できるよう、順次事務の拡大を図ります。
〔こうほう旭川市民「あさひばし」 令和5年7月号〕
みんなの見守りで「孤立死」を防ぐ
高齢化や地域の絆(きずな)の希薄化が叫ばれる今、誰にも看取(みと)られない「孤立死」が身近な問題になっています。
市内の高齢者世帯のうち、独居の割合は48%にも上ります。
一人一人が地域住民の異変を察知して相談することが、高齢者の孤立死の予防につながります。
■市内の高齢者(65歳以上)世帯構成
※令和元年9月30日現在 80,706世帯
(出典:旭川市住民基本台帳)
■小さくても「つながり」持って暮らす
北星・旭星 地域包括支援センター
社会福祉士・矢三尚(やそひさし)さん
▽死後に発見された高齢者
地域包括支援センターは、高齢者の総合的な相談窓口です。
高齢者関連の情報が集まっているため、関係機関と連携し、安否確認や具体的な対応につなげています。
かつて私は、認知症だった80代の独居男性宅のドアが開いているのを発見し、警察と確認したところ、既に亡くなっていたという経験をしました。
また、70代女性の例では、部屋の明かりが点灯したままの状態に異変を感じ、消防や長寿社会課と対応しましたが、死後かなりの月日が経過した状態で発見されました。
お2人とも近くに親族はおらず、地域との関わりも一切ありませんでした。
▽早期発見で助かった例も
一方で、命が助かった例もあります。かつて町内会役員だった男性について、近隣の方から「最近姿を見ない」と相談があり、消防や長寿社会課と確認。
脳梗塞で倒れて数日がたっていましたが、一命を取り留めることができました。
見守りに携わるのは町内会や社会福祉協議会、民生委員、福祉専門職など幅広いですが、担い手不足に悩んでいる上、関係者のみの見守りには限界があります。
地域包括支援センターが「鳥の目」とすると、地域の皆さんは「アリの目」。一人一人の目があって、心強い見守りができます。
孤立死を完全には防げなくても、できるだけ早い発見につながる関係はつくれると思います。
▽1本の電話、1枚の回覧板で
社会との関わりは「健康」の1つの要素です。老人クラブや町内会、福祉施設の職員、親族など、どこかでつながりを持ってほしいです。
例えば遠方に高齢の親族がいるなら、小まめに連絡する。また、回覧板を渡すことで、お隣の異変に気付けるかもしれません。
コロナ禍であっても、そんな「小さなつながり」を多くの人が大切にしてほしいと思います。
■地域を回って異変に気付く「見守り隊」
新聞販売店 道新なかた配達課 小原宏康(おばらひろやす)さん
▽たまった新聞を見逃さない
配達業など一部の民間事業者と市は、異変に気付いた際に通報する協定を結んでいます。
私たちも締結当初から、購読者限定の独自サービス「見守り隊」を展開しています。
新聞がたまっていることを配達員が確認すると、事前に登録してある緊急連絡先に電話する仕組みです。
見守り隊に未登録の購読者のお宅でも、違和感があれば関係機関に連絡することがあります。
これにより年間10件ほど、地域包括支援センターや長寿社会課に確認をお願いしています。警察に動いてもらうような事態も年に1〜2件あります。
ある配達員は、ドアが開いているのに気付き、家の中で倒れていた高齢者の搬送につなげました。
また、新聞がたまっていたので札幌の息子さんに連絡したところ、本人が体調を崩していたことが分かり、感謝されたこともあります。
こうした見守りは、遠方にいる親族の安心にもつながります。
一昔前なら、近隣同士で状況を把握できることが多かったでしょうが、最近は地域との交流がない高齢者が増えていると感じています。
その点、担当地域を毎日隅々まで回っている配達員は、わずかな変化に気付く心強い存在です。
見守りをしている100人以上の配達員には、「注意を払って仕事の質を上げよう」「見守りを付加価値にしよう」と伝えています。
■緊急通報システムホットライン119
1人暮らしの高齢者等を対象に、火災や急病の緊急時に、消防へ自動通報する装置の設置を推進しています。
詳細:市民安心課【電話】21・4119
■「ふれあいサロン」に参加しませんか
地域住民が運営するサロンで、「不安や孤立感を解消し、閉じこもりを防ぐこと」を目的に、レクリエーションや季節行事などを行っています。
※地域により、実施の有無や内容等は異なります。
詳細:旭川市社会福祉協議会【電話】23・0742
■孤立死を防ぐ見守りポイント
・新聞受けや郵便物入れに、新聞や地域情報紙が数日分たまっている
・カーテンや雨戸が閉まったまま、または開いたままになっている
・洗濯物が、数日間干したまま取り込まれていない
・室内の明かりが点灯、または消灯したままの状態が続いている
・家屋内外の様子が以前と大きく違う
・家の前が除雪されておらず、玄関に出入りした足跡がない
・隣人などから「最近姿を見掛けない」などの話を耳にした
・極端に以前より痩せている、着衣に汚れがあるなど、本人の状態が不自然
※旅行などで長期間家を空けるときは、新聞を止めたり、近隣の方にその旨を伝えましょう。
■少しでもおかしいなと思ったら下記までご連絡ください
▽介護119番【電話】25・9119
▽地域包括支援センター
市内11圏域の高齢者の相談窓口
中央(6の4)【電話】23・6022
豊岡(豊岡3の3)【電話】35・2275
東旭川・千代田(東旭川北1の6)【電話】36・5577
東光(東光5の2)【電話】76・6020
新旭川・永山南(永山2の5)【電話】40・3003
永山(永山3の19)【電話】40・2323
末広・東鷹栖(東鷹栖4の3)【電話】76・5065
春光・春光台(春光5の4)【電話】54・1165
北星・旭星(川端町6の10)【電話】46・6500
神居・江丹別(神居2の10)【電話】76・5511
神楽・西神楽(緑が丘東3の1)【電話】66・5351
詳細:長寿社会課【電話】25・6457
〔こうほう旭川市民「あさひばし」令和5年2月号〕