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Job:盲導犬訓練士

提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
2012年5月7日 (月) 22:25時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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盲導犬訓練士

〔2003年原本〕
視覚障害者の移動を助ける盲導犬を育て訓練する仕事です。
しかし中心は視覚障害者の日常生活の援護です。
子犬が1歳になったところで、生後まもなく預かっていた里親より戻してもらい、訓練をはじめます。
早い犬で半年、遅いので1年くらいの訓練期間があります。
食事の世話と訓練です。犬への命令ことばは英語で行います。
これは男女の言葉の違いがないことが要因です。
訓練には服従訓練と不服従訓練、および実際の路上訓練などがあります。
「Go」とか「Stop」の服従訓練は比較的簡単で、ほとんどの犬はここをパスします。
しかし不服従訓練は難しいものです。
これによって盲導犬として使えるかどうかが決まります。
交差点で「Go」と主人が言っても、車が入ってきて危険なばあい、犬は止まっていなくてはなりません。
「サーブ」のように自らの命を賭して主人を守った犬もいます。
この不服従訓練をパスする犬は焼く4割程度です。
路上訓練は、訓練場でできるようになったことを実地に行うことです。
バスや電車に乗せたり、デパートのエスカレータに乗せたり、交差点を渡らせたり、
段差のある路面での一時停止などを教えていきます。
この後で、主人となる盲人と一緒に共同訓練を行います。
訓練費用は1頭につき約150万円以上です。
盲導犬は警察犬や猟犬と違って、大声で吠えさせたり、自由に走り回らせたりすることはできません。
訓練士に必要なのは犬への深い愛情と忍耐です。
やさしすぎるだけではいけないし、厳しいだけでもつづきません。
感情的にしかると、長い間の訓練が一瞬にしてむだになってしまうこともあります。
なにしろ犬にとっては、10年後の自分の一生を、人間のためだけに生きることになるのです。
また盲導犬が一般にペットと同様にみられ、食品店などへ視覚障害者と一緒に入れないなどの
社会的状況を改善する取り組みも必要です。


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