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ヴェリタス

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NPO法人 ヴェリタス

種類・内容
所在地 〒三重県いなべ市
代表・運営者
連絡先 【電話】37-4818

市内の生活困窮世帯の支援や不登校児童、ひきこもりの人への学習と就労を支援している「NPO法人ヴェリタス」の理事長服部邦夫さんに「社会とのつながり」について聞きました。
《special interview》
NPO法人ヴェリタス理事長 服部邦夫さん
▽人との関わり「長期戦は当たり前」
ヴェリタスを設立して今年で10年目。
服部さんの担当は、ひきこもりの人の就労支援です。
ひきこもりの人の自宅に通い、7年目にようやく本人と会えたこともありました。
「小学6年生から引きこもり、暗い部屋でずっとケータイを見ている子がいました。
訪問しても一言も話さない日が続きましたが、ふとしたきっかけで会話が始まり、数年かけて信頼関係を築いたタイミングで、就労を勧めました」
履歴書の書き方を支援し、職場実習の日程も調整。
就職して、給料で好きなものを買える喜びを知ったようでした。
ひきこもりの人への支援で、多くの人が「働きたい」という思いを抱えていると知った服部さん。
ひきこもりの状態は一人一人違い、さまざまな理由で外との交流ができない人もたくさんいます。
服部さんは「焦らずにゆっくりと家族や本人との信頼関係を築くことが何より大事」と話します。
少しずつ会話ができるようになり、外に出られるようになって、新たな道に進む気持ちが固まったときに一緒に仕事を探します。
市内の企業とも連携し、得意なことが生かせる就労先の確保にも取り組んでいます。
▽「社会とのつながり」が人を育てる
受験がきっかけで41年間引きこもっていた人がいました。
服部さんが支援に関わって、1年ほどで外出できるようになりました。
服部さんは、「ずっと関わってくれる人を待っていたのでは」と感じたそうです。
少しずつ人との関わりを広げ、焦らずに自分に合った生き方を選択し、希望を持って生活できるように。服部さんは「社会とのつながりが人を育てる」と信じて活動しています。
◎ヴェリタスとは
生活困窮世帯への支援や不登校、ひきこもりの人の学習と就労を支援しているNPO法人です。
本人以外の家族からの相談も応じます。相談・支援無料。秘密厳守。
問合せ:NPO法人ヴェリタス【電話】37-4818
〔いなべ市情報誌 Link 2024年3月号〕

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