網走市保健センター
網走市保健センター
種類・内容 | |
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所在地 | 〒 北海道網走市 |
運営者・代表 | |
連絡先 |
3月は自殺対策強化月間です「気づき」「声かけ」「つなぐ」
●全国的に自殺が増加
新型コロナウイルスが日本で確認されてから3年が経過しました。
減少傾向にあった年間自殺者数は、令和2年7月から増加に転じ、昨年1年間の自殺者は2万1584人と報じられました。
急速な感染拡大により、人間関係や経済活動などが大きく変化し、さらに先の見えない状況が続くことで大きなストレスがかかっていることが要因であると考えられ、特に休校やイベントの中止など不安定な状況に置かれた小中学生、DVや減収など生活不安にさらされやすい若い女性の自殺が増加しており、令和4年にはもともと多かった働く世代の男性の自殺も増えています。
感染症による生活への影響はなくなる気配がありません。
自殺は追い詰められた末の死であるといわれています。
誰しもが大きなストレスにさらされ、気づかないうちに追い詰められてしまうかもしれません。
●「気づき」
気持ちが追い詰められてしまうと、そこから抜け出す方法として「死ぬこと」しか見えなくなる視野狭窄が起こるといわれています。
気分の落ち込みや感情の乱れなど気持ちの変化だけでなく、寝付けなかったり夜中に目が覚めるなど睡眠の悩み、疲れやすさや肩腰などの痛み、仕事でミスが増えたり遅刻が増えるなど、身体面や社会面の変化も現れます。
もし、身近な人が「いつもと違う」と気づいたら、心配していると声をかけてください。
●「声をかけ」
身近な人の変化に気づいても、「自殺」について話すのが怖い、打ち明けられても何もできない、と考えてしまう方もいらっしゃるでしょう。
「死にたい」と打ち明けられたとき、「死んでほしくない」という気持ちになるのは自然なことだと思います。
しかし、そんな気持ちからでも「死にたいなんて言わないで」とお願いしたり、「元気を出して」と励ましたり、「もっとつらい人もいる」と諭したりすることは、相手の気持ちを否定しているように伝わってしまうことがあります。
まずは相手がたくさん話せるように聞き役に徹して、話された言葉をそのまま受け止めてください。
たくさん話を聞いて、気持ちが共有できたら、「私はあなたに死んでほしくない」と伝えてもよいでしょう。
もし、一人で受け止めきれなくなったら、相談できる場所へつなぐこともできます。
●「つなぐ」
相談できる窓口はいくつかあります。
LINEなど、SNSで相談できる場所もあります。ゆっくり話を聞いたあとで、「一緒に相談にいこう」と誘ってみてください。
◇網走市民向けの相談窓口
・網走市保健センター:健康、こころの不調などの相談
【電話】0152-43-8450【E-mail】abashiri.with@city.abashiri.hokkaido.jp
(対応時間:平日月~金午前8時45分~午後5時30分)
メールを送って数日待っても返信がない場合はお電話ください。
・生活サポートセンターらいと:生活や家計に関する相談
【電話】0152-67-7095
(対応時間:平日月~金午前9時~午後5時)
・あばしり健康ダイヤル24:健康・医療・介護・育児・メンタルヘルスに関する相談
【電話】0120-162-004(24時間対応、網走市民は無料)
・北海道いのちの電話:こころがつらくなったとき
【電話】0120-864-505(24時間対応、網走市民は無料)
問合せ:保健センター【電話】43-8450
〔広報あばしり 2023年3月号〕