Center:2005年9月ー当事者のフリースペースとあゆみ仕事企画

当事者のフリースペースとあゆみ仕事企画

〔『ひきコミ』第24号、2005年９月〕

不登校情報センターが移転になりました。
利用できるスペースや条件が大きく変わります。
第一高等学院校舎の４年間に積み重ねたことを最大限生かし、新しい条件にあった工夫をしていきたいと思います。
移転当初の取り組みについて、次のように提案し、実施します。

（１）第４フライディ

毎月第４金曜の午後、近くの葛飾区新小岩地区センター（会議室または和室）を会場に、オープンフリースペースを定期化します。
（１）内容の中心は当事者によるフリートーク（雑談）です。
とくに司会者はいません。
参加者はできることをしてください。
黙って座っているだけでもＯＫです。
このフリートークが、第４フライディの中心です。

（２）毎回、はじめに松田武己（不登校情報センター代表）が、情報センターに関係する近況報告をします。
会の初めに行いますが、遅れてきた人に改めて初めから話し直すことはしませんのでご了承ください。

（３）できるだけ毎回、特別企画を設けるようにします（実はたいしたことできません）。
カウンセラーさんが交代で話す、当事者の体験発表の場をつくる、あゆみ仕事企画からの報告、などを考えています。

（４）不登校、引きこもり等対人関係に不安のある当事者の集まりです。
年齢制限はしていません。
会員は、無料です。
会員外は参加費1000円が必要です（見学も同じ）。

（５）9月から始めます（９月以降の予定・・・9/23・10/28・11/25・12/23）。
時間は１時から４時30分です。
それ以降は、不登校情報センターのスペース（７時まで）などを利用して下さい。

（２）日常的なフリースペース

（１）日常的なフリースペースは、次の曜日に可能です。
日・火・木・土曜日の午後1時から7時。
月・水・金曜日は「休み」にします。
出来るだけ名称のある集まりにして下さい（園芸サークル、ゲーム部、ビデオ上映会など）。
名称のない集まり（または集まることの少ない曜日）は、数か月か数年後には「休み」日としたいと考えています。

（２）あゆみ仕事企画の作業は、特定の曜日を「休み」としませんので、月・水・金曜日にも作業を行うことがあります。

（３）Ｔ＆ＡＴの会（十代と23歳までの人の会）は、毎月第１土曜日（午後１時～４時）です。
＊９月以降の予定・・・9/3・10/1・11/5・12/3

（４）絵手紙サークル兼学習会（親の会の方と当事者）は、毎月第3土曜日の午後２時～４時です。

（５）これらのフリースペースへの参加者は会員（入会申込書の記載者）に限定します（会費は月額500円）。
入り口で名前を記載して下さい。

（６）民間マンションの一室が会場になりますので、次の事項は守って下さい。

a)エレベーターや共通通路での立ち話、喫煙は禁止です（喫煙はベランダを利用して下さい）。

b)自転車の駐輪場はありません。
マンションの近隣に置くと問題視されますので、少なくとも50メートルは離れた適当な場を見つけて下さい。

c)住民共通の場での行動、ゴミなどには気を遣って下さい。

（３）あゆみ仕事企画

あゆみ仕事企画の仕事・作業は、これまで以上に力を入れて広げていきます。
パソコン関係、印刷関係など室内で出来ることだけでなく、
ポスティング、フリーマーケット、ばらの園（あゆみ仕事企画の枠外の家事支援サービス）など外に出ることも探していきますので、多くの人の参加を期待します。

（１）あゆみ仕事企画への参加者
フリースペースに参加する全員に、仕事・作業があるごとに呼びかけていきます。
支障のない限りトライしてみて下さい。

（２）連絡網
特別な連絡網はありません。
毎月の日程表では、それを作成する時にわかっているものは記載しますが、それ以外の日にも仕事は発生します。
それを一人ひとりに連絡はとりません。
来ている人に声をかけていくだけですので、知人間のメール等で確かめあって下さい。

（３）仕事・作業内容

『ひきコミ』No.22に仕事・作業内容の一覧表があります。
それを見て下さい。
文書作成（入力）などパソコン関係、「ぱど」のポスティング、学校案内書などの「ＤＭ発送作業」、印刷物のセッティングなどです。
これらを広げるため、ある事業所と協力関係をつくっていきます。

（４）収入の分配

各人の仕事・作業量に従って、収入を分配します。
作業量（出来高）によるものと作業時間によるものがあります。
原則として、毎月25日以降締め切り、その２～３日後には支払います。
その分配額は全員の分を一覧表にしてわかるようにします。

（５）仕事作業時間は、不登校情報センターで行なうときは、午前10時～午後７時までとします。

＊『ひきコミ』2005年9月号（注意）　 その後は様子が変わっていますので、ここに書いた日程とは違います。