Job:旅館経営・従業員
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旅館経営・従業員
〔2003年原本〕
旅館には、家業型の小規模なものからホテル型の大規模なものまで規模には幅がありあます。
ホテル型は施設集約型で各種の施設や場を提供しているのに対して、小規模旅館は労働集約型になります。
人と人とのふれ合い、コミュニケーションサービスが中心になります。
1室1名の客室係をおいているところもあります。
従業員の仕事の中心は食事(配膳)、浴場、寝具と衣類など基本的な生活の場のサービスと観光の案内です。
そして旅館の特色によってそのほかに各種のものが加わります。
伝統工芸品・民芸品の販売、地域の産物の販売や仲介、温泉、料理、ミニ
バスによる名跡ガイドなど。
小規模旅館の資金の経営上の工夫として、客層をしぼることもあります。
たとえば和室を生かして実年客を中心にし、ゲートボール専用コートをつくり、従業員が審判資格をもって応援する。
若い人を目標に洋室中心のペンション風にし、オーナー自らスキューバダイビングなどのマリンスポーツのインストラクターとしてコーチする。
ほかにファミリーコンサートの企画など、小規模だからできるコミュニケーションを図っています。
お客さんと二代、三代にわたるつき合いになることもあります。
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