三股町上米・中米地区
三股町上米・中米地区
種類・内容 | |
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所在地 | 〒 宮崎県三股町 |
運営者・代表 | |
連絡先 |
今、三股で最もアツい⁉ 場所 上米・中米地区
上米・中米地区
アツいという言葉には、「盛り上がっている」や「注目されている」という意味があります。
町内のあちこちで新しい店舗や施設ができる中、とある場所がアツくなっています。
それが上米地区から中米地区にかけて南北約250メートルに延びる区間です。
ここには、令和2年4月に多様な立場や世代の人々が集まる場所として開設したカフェ「コメーキングスペースコメ」があります。
ほかにも、古民家を改装し図書室や宿泊施設も備えた「グローカルゲストハウスワジマ」、総菜と文具の販売さらには図書館活動を行う令和レトロな雰囲気の「樺山購買部」など、さまざまな施設ができ、地域の人が町社会福祉協議会の支援を受け、一緒に活動しています。
○グローカルゲストハウスワジマ
古民家を改修し、図書室や宿泊施設も完備
※グローカルとは、グローバルとローカルを組み合わせた造語
○コメーキングスペースコメ
カフェスペース、無料本屋などを併設
営業時間:午前11時~午後6時
定休日:火曜
○津崎ドッグ
ホットドッグやポテトなどを手ごろな価格で提供
営業時間:午前11時~午後5時
定休日:月曜・木曜
○樺山購買部
惣菜・弁当のほか、文房具も販売
営業時間:午前11時~午後6時30分
定休日:日曜・祝日
■樺山よいとこ一度はおいで
「樺山天国」開催
4月15日、この区間でイベント「樺山天国」が開催されました。
前日からの雨で心配された天気も、開始時間である午前11時までには持ち直し、多くの人が訪れました。
このイベントでは、マルシェ、フリーマーケット、弁当や総菜といった食べ物の販売、地域食堂や水出し茶の振る舞いなどが9店舗で実施されたほか、子どもたちが各店舗で合言葉をいうことで駄菓子をもらうことができる「駄菓子トレジャーハンター」も行われました。
町内はもちろん、都城市、日南市、延岡市や福岡県などからも参加者がいて、弁当、総菜や地域食堂での食事などは、ほぼ全てが売り切れる大盛況ぶりで、参加者は思い思いの場所で、まさに天国にいるかのように、自由で楽しい時間を過ごしました。
イベントに来た人からは「こういうイベントを他の地区でもしてほしい」、「こんなにたくさんのお店ができていることを初めて知りました。楽しいです」という声がありました。
また、イベントに参加した店舗からは、「今回のイベントにもたくさんの子どもたちが来ていますが、イベントに限らず、近所にお店ができたことで、来店する子どもが増えました。
元気な声がしてにぎやかになると、こちらも元気をもらうようです」、「スタッフと、どんなことをしようかとウキウキしながら話をしていました。
もしかすると、子どもたちよりも私たちの方がこのイベントを楽しみにしていたかもしれません」という声も聞くことができました。
参加者も店舗スタッフも、地元で行われるイベントを共に楽しんでいたことが分かります。
◆GUEST INTERVIEW
○樺山購買部スタッフ 堀内広直(ほりうちひろなお)さん
樺山購買部の手伝いを今年の1月末からしています。樺山購買部では3月には「雛フェス」、2月には「節分フェス」など、毎月のようにイベントを行っています。
イベントではDJをしていて、お客さんも多くてうれしく思います。
昨年10月にオープンしたこの樺山購買部には、大人も子どもも毎日たくさんの人が訪れます。
中には、学校終わりにやってきて、ここで宿題をする子どもたちもいて、こういう場所はなかなかないと思います。
初めは、お客さんとのコミュニケーションを取る理由がピンときませんでした。
しかし、店員とお客さん、そしてお客さん同士で年齢や性別に関係なくコミュニケーションを取ることで、来たときよりも元気をもらって帰っていく姿を見た今では、買い物をするだけでなく、コミュニケーションを取ることができる場所がある大切さを実感しています。
◆GUEST INTERVIEW
○若草HUTTE and co-ba miyazakiオーナー 今西正(いまにしただし)さん
宮崎市のハイカラ横町でカフェ・物販スペースとコワーキングスペースの運営をしています。
以前、町社協の松崎さんがお客さんとしてきたことがきっかけで、この地域でのイベントに少し関わらせてもらっています。
町社協さんは、課題に向けたアプローチが自由だなと思います。さらに強みだと思うのは、まずやってみよう、改善するところはやりながら改善していこうというスピード感です。
それができるのも、地域からのニーズを具体的なものとして捉えていて、上手に仕組みをつくることができているからです。
宮崎市でも、三股町の社協は頑張っているよねと聞くことがあります。
外から関わりたいという言葉が出てくるのは、入り口がたくさんあり、当てはまる「居場所」があるということだと思います。
いつも勉強させてもらっています。
〔広報みまた 2023年5月1日号〕