お答え:居間の占拠などストライキを実行ー松田武己
提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
居間の占拠などストライキを実行
〔質問0026〕ゲームを同意なくやめさせた実例
ゲームをやめさせた場合の実例を挙げてほしいという人がいました。
〔お答え0026〕居間の占拠などストライキを実行
30歳になった男性の場合です。
郊外の一戸建てから都心に少し近づくマンションに引っ越しました。
それまでは彼の自室にPCがおかれ、かなりゲームに打込んでいました。
マンションに移った際、PCは自室から居間に移されました。
彼にとっては事実上のゲームの大幅制限です。
同意なくやめさせられた場合に当たるでしょう。
それまでは家事分担をし、家族とは普通に話せる関係でしたが、この事態に“ストライキ”に入りました。
家事はしない、家族とは話さない、居間にいるときは他の家族が入らないようにする…。
居間の占拠は家族にとってはパニックに近く、いろいろ支障も出ました。
結局、彼の自室にもPCを置き10日ぐらいで事態は復旧しました。
その後、彼はPCのハード面にも関心があったようでそれ向きの雑誌が届きます。
しかし、タバコを買いに出る以外はほとんど外出はなく、通信販売でときどき何かが届くだけです。
対応の仕方は難しいですが、PCやゲームを制限するとやることが減るだけになる可能性は高いです。
〔2013年7月2日〕
松田武己・不登校情報センター相談室