興正こども家庭支援センター
興正こども家庭支援センター
種類・内容 | 児童養護施設 |
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所在地 | 北海道札幌市北区 |
連絡先 |
“育児放棄“私たちはどんな手を? 「親子で孤立」経験者が語る虐待から抜け出せた理由 札幌市
虐待経験者が胸の内を明かした。
育児放棄に、周囲はどんな支援ができるのでしょうか? 人知れず育児に悩む親たちを支援する組織があります。
支援を受けている虐待経験者が、当時の胸の内を明かしました。
札幌市の養護施設「興正学園」では、経済的に育てられなかったり、虐待された子どもを保護している。
元の家庭に戻れるケース“1割“
札幌市北区の児童養護施設・興正学園。
経済的に親が育てられない子どもや、虐待されている子どもを保護し養育する公的な施設です。
興正学園 鏑木康夫さん:「基本的に1歳から18歳の子どもが入所しています。(Q.定員は何人?)69人です。(Q.今は何人入所していますか?)69人います」
道内23か所の児童養護施設の入所者の約8割が、虐待を受けていた子どもたちです。
児童相談所や学校と連携し、子どもが元の家庭に戻れるようにするのが大きな役割です。
しかし、実際に戻れるケースは1割ほどだといいます。
興正学園では虐待が深刻な状態になる前に、その芽を摘もうという取り組みに力を入れています。
興正こども家庭支援センターでは24時間365日、育児に悩む親からの相談に対応している。
子育てに悩む母親からの“SOS“
「はい、興正こども家庭支援センターです。どんなご相談になりますでしょうか?」
電話をしてきたのは子育てに悩む母親です。
相談員:「実際に(子どもを)たたいてしまっているとか、外に出しているとか、家に帰らないで会わないようにしているケースがあって、そういう(緊急を要する)ケースの場合は面談につなぐ」
育児に悩む親などからの相談を受ける施設を併設。24時間対応しているんです。
相談員は「危機感を抱いている人が増えている」と話す。
6月だけで相談件数5件…札幌市民の中にある“後悔“
年間約3700件の相談が寄せられますが6月、その数に変化がありました。
相談員:「(虐待調査を)電話で依頼されたりすることが増えていて、虐待に危機感を抱いている人が増えた印象がある」
例年、虐待の疑いがあるので調査してほしいという依頼は、年間15件ほどです。それが6月だけで5件に上りました。
背景には札幌市で起きた2歳児の虐待事件があります。
痛ましい死を防げなかったのかという悔いが市民の中にはあるようです。
子育て中の母親:「親に頼れない状況だと誰かが手を貸したり、目を向けてやらないとどんどん孤立していく」「児相のことも言われているが一番は母親」「母親に対しての支援も必要だったのかなと思う」
〔2019年7/7(日) 北海道ニュースUHB〕