Job:歯科技工士
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歯科技工士
〔2003年原本〕
歯科医師の指示によって、義歯や金冠(クラウン)、矯正装置を製作、修理、加工する専門技術者です。
仕事内容の中心は、義歯を作ることです。義歯には金冠、架工歯(ブリッジ)、継歯、差歯、総入れ歯や部分入れ歯、詰物などがあります。いずれも小さくて、しかも非常に精巧な鋳物製作作業です。歯科医師の採取した歯形に、石膏剤を流し込み、その患者の歯並びの模型をつくります。これに金属、合成樹脂、陶材(セラミック)、プラスティック材料で精巧な義歯をつくります。すぐれた義歯は、一つひとつが工芸品です。この材料に関する知識、歯形の彫刻、自前の歯とマッチする歯並びの自然感を表現するセンスと技術、それに清潔感がいります。
座り続けの細かな作業で、根気と手先の器用さが必要です。女性はまだ1割程度です。受注から納品まで日数が少ないので、残業がつづくところもあります。
歯科技工士になるには、厚生労働大臣指定の養成学校(2年)を出て、資格を取得することが必要です。資格試験は、各都道府県単位で行われます。問い合わせ先は各都道府県衛生局などの担当課。
就業先は、歯科医院と専門の技工所です。〔給〕がはじめは〔やや高〕ですが、やがて〔並〕になります。
〔参考〕(社)日本歯科技工士会
〒162‐0846 東京都新宿区市谷左内町21‐5
TEL03‐3267‐8681
http://www.nichigi.or.jp/
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