Job:造園設計者・造園師
造園設計者・造園師
〔2003年原本〕
庭づくりをする計画者と作業者です。
造園設計者は、造園デザイナーという人もふえています。女性も思いのほか進出しています。個人の庭園とりも都市公園、植物園、遊園地、緑地など公共地の仕事が多くなっています。エクステリアデザイナー、ガーデンコーディネーターは、緑地づくりを専門とする人です。
依頼主と打ち合わせを重ね、造形・給排水施設、道、植木、築山などを組み合わせていきます。総工費の5%前後がこの設計費に当てられます。
造園工事は、設計にしたがい、次の手順ですすめます。造園施工管理技士(1級、2級)の資格者(造園設計者が多い)が指揮することが多くなります。造園設計施工技術者といいます。①地番整備―除草、開墾、盛土、切土、土入れなどの土木作業です。②埋没作業(給排水や地下配線など)、③園内の道路作り。これは作業用材料の運搬路にもなります。④池泉工事と築山。池を掘って出た土で山をつくる、土の有効利用です。⑤石組作業(階段や敷き石など)。⑥植栽。植物の植えかえには季節条件があり、この仕事が工期計画の基準になることがあります。⑦仕上げ。除草、敷砂、化粧剪定など。順番は多少前後します。
この後、定期的な手入れや臨時の補修作業を行うメンテナンスがあります。
この造園工事には造園技能士という技能資格が設けられています。そのほか建設機械の運転免許、クレーン運転士免許などが役に立ちます。
自営の造園業者が多いのですが、最近は土木建築事務所の1分野であり、園芸店(植木職)との兼業も多いようです。
【参考】(材)全国建設研修センター
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-30
サウスヒル永田町ビル
TEL03-3581-0139
http://www.jctc-f.or.jp
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