箕輪町福祉
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ページ名 箕輪町福祉 長野県箕輪町(ジェンダー・長野県)
令和3年度 人権尊重のまちづくり講演会 in みのわ
「はじめてのLGBTQ~性の多様性と人権~」 杉山文野さん
令和3年11月21日に開催された「人権尊重のまちづくり講演会inみのわ」は、NPO法人東京レインボープライド共同代表理事、日本オリンピック委員会(JOC)理事の杉山文野さんによる講演をお聞きしました。
聴講者のほぼ半数が30代から50代の方々。ご自身がトランスジェンダーである体験に基づくお話は、人権にとどまらず生き方をも考えさせる感動的な内容でした。
〇気持ち悪い人、変な人って言われたらどうしようという恐怖。
何とかばれないようにみんなにまぎれて…。
〇カラダの性、ココロの性、スキになる性
L:レズビアン
G:ゲイ
B:バイセクシュアル
T:トランスジェンダー
Q:クィアなど多様な性
〇性的少数者がいないのではない、目に見えずらいだけ。皆さんのすぐ近くにも友達の中にもいるかも。
〇18年間誰にも言えなかった自分のことをカミングアウト。「話してくれてありがとね。だけど性別に関係なく文野は文野じゃん。」…
僕は気持ち悪い存在じゃないんだ。この時初めて自分がこの世に生まれ出たと思った。
〇異性愛者が大前提の社会。自分の性別からは逃げられない。だったら今いる場所を誰もが住みやすい場所に変えていこう。
〇誰だって何かしらのマイノリティー。マイノリティーにやさしい社会はマジョリティーにもやさしい社会のはず。
参加者の感想
〇LGBTQについて知識はあったものの、どこか他人事の部分もあった。LGBTQの人たちを応援することがあったらぜひ行動したい。(20代)
〇当事者かもしれない者にとって貴重な時間でした。いろんな形がありいろんな侵害もあるかもしれないが、私にとっては「自分らしく生きる」がモットーです。(30代)
〇LGBTQについて何も知らないまま娘に誘われて講演会にきて、いい意味で衝撃を受けました。勉強になりました。とてもいい講演会でした。(40代)
〇ご本人の言葉で当事者の心、苦労などをきちんと聞けました。
様々な問題があるがまずは自分の考えから変えていこうと思いました。聞けて良かったです。(40代)
〇とてもわかりやすい内容で、あっという間の90分間でした。町内限定だったため、町外の知人も大変残念がっていました。
性教育にかかわる方々にも聞いてほしいと思いました。(50代)
〇LGBTQのことが知れたから、こういう人たちにどんなことをすればいいかを学べました。
学校などに行ったら聞いてみようかなあと思いました。(10代)
〇当事者本人からご自身の体験やその時の気持ち、悩み、社会に対して望むこと等、生の声を聞くことができてよかった。社会的少数者に対して寛容で優しい町であってほしい。すべての人は何かしらの意味でマイノリティであると自覚したい。(70代)
〇あまりに淡々と話し、前向きでびっくりしました。社会を変えること、堂々と生きることが大切で、いろいろにつながっています。すばらしい講演会でした。人権作文コンテストに入選された二人の中学生による花束贈呈もとてもよかったです。(60代)
〇性に関する分け方が1つではなく、いろんな種類いろんな考えがあるのだと初めて知ることができよかった。
自分の周りにはいないと思っていたが、そうではなく気づかないだけだったのだと思いびっくりした。(60代)
〔広報みのわ「みのわの実」 令和4年4月号〕