三豊市立中学校夜間学級
所在地 | 香川県三豊市 |
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夜間中学(やかんちゅうがく)について紹介(しょうかい)します
平成(へいせい)28年(ねん)12月(がつ)に「義務教育(ぎむきょういく)の段階(だんかい)における普通教育(ふつうきょういく)に相当(そうとう)する教育(きょういく)の機会(きかい)の確保等(かくほなど)に関(かん)する法律(ほうりつ)」(いわゆる「教育機会確保法(きょういくきかいかくほほう)」)が成立(せいりつ)し、全(すべ)ての地方公共団体(ちほうこうきょうだんたい)に夜間中学(やかんちゅうがく)における就学機会(しゅうがくきかい)の提供(ていきょう)などの措置(そち)を講(こう)ずることが義務付(ぎむつ)けられました。
これを受(う)けて、文部科学省(もんぶかがくしょう)において、全政令市(ぜんせいれいし)および全都道府県(ぜんとどうふけん)に最低(さいてい)1校(こう)の公立夜間中学(こうりつやかんちゅうがく)を設置(せっち)する方針(ほうしん)を掲(かか)げています。
現在(げんざい)、県内(けんない)には公立夜間中学(こうりつやかんちゅうがく)はありませんが、三豊市(みとよし)では、令和(れいわ)4年(ねん)4月(がつ)の設置(せっち)をめざし、夜間中学(やかんちゅうがく)の在(あ)り方(かた)について検討委員会(けんとういいんかい)で検討(けんとう)しています。
1.「夜間中学」(やかんちゅうがく)とは、何(なん)ですか?
公立(こうりつ)の中学校(ちゅうがくこう)で、夜(よる)の時間帯(じかんたい)に授業(じゅぎょう)が行(おこ)なわれる学級(がっきゅう)のことをいいます。
公立中学校(こうりつちゅうがっこう)の夜間学級(やかんがっきゅう)、いわゆる「夜間中学」(やかんちゅうがく)は、中学校(ちゅうがっこう)のうち、夜(よる)の時間帯(じかんたい)に授業(じゅぎょう)が行(おこ)なわれる学級(がっきゅう)のことをいいます。
戦後(せんご)の混乱期(こんらんき)には生活(せいかつ)が大変(たいへん)で、中学校(ちゅうがくこう)に通(かよ)う年齢(ねんれい)の人(ひと)の中(なか)には、昼間(ひるま)は仕事(しごと)をしたり、家事手伝(かじてつだ)いをしたりと、昼間(ひるま)に中学校(ちゅうがっこう)へ通(かよ)うことができなかった人(ひと)がいました。
そこで、昭和(しょうわ)20年代初(ねんだいはじ)め、そういった人(ひと)たちに義務教育(ぎむきょういく)の機会(きかい)を提供(ていきょう)できるように、仕事(しごと)が終(お)わった後(あと)、公立中学校(こうりつちゅうがっこう)の二部授業(にぶじゅぎょう)という形(かたち)で、夜(よる)に授業(じゅぎょう)が受(う)けられる夜間中学(やかんちゅうがく)を設置(せっち)したのが夜間中学(やかんちゅうがく)の始(はじ)まりです。
2.全国(ぜんこく)の夜間中学(やかんちゅうがく)では、どんな人(ひと)が学(まな)んでいるのですか?
さまざまな年齢(ねんれい)、国籍(こくせき)の生徒(せいと)が中学校(ちゅうがっこう)の卒業資格(そつぎょうしかく)や読(よ)み書(か)きの習得(しゅうとく)をめざして学(まな)んでいます。
全国(ぜんこく)の夜間中学(やかんちゅうがく)で学(まな)ぶ1,729人(にん)(令和(れいわ)2年(ねん)1月現在(がつげんざい))を年齢別(ねんれいべつ)にみると、全(すべ)て、通常(つうじょう)の学齢(がくれい)を過(す)ぎた人(ひと)で、60歳(さい)以上(いじょう)の生徒(せいと)が404人(にん)(23.3%)、15~19歳(さい)の生徒(せいと)が330人(にん)(19.1%)です。
入学(にゅうがく)した理由別(りゆうべつ)では、高等学校入学(こうとうがっこうにゅうがく)や中学校教育(ちゅうがっこうきょういく)の修了(しゅうりょう)をめざすほか、中学校程度(ちゅうがっこうていど)の学力(がくれき)や読(よ)み書(か)きの習得(しゅうとく)など、多様(たさい)な入学理由(にゅうがくりゆう)を持(も)った生徒(せいと)が在籍(ざいせき)しています。
学校教育課(がっこうきょういくか)【電話(でんわ)】73-3131
〔広報みとよ 令和3年6月号〕
夜間中学の開校に向けて
三豊市における公立中学校夜間学級の在り方を検討するため、第1回目の検討委員会が開催されました。
検討委員会は、夜間中学の元校長ら有識者13人で構成され、全国の実態を踏まえながら、今後市における在り方を検討していきます。
〔広報みとよ 令和3年5月号〕