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川崎区不登校考える親の会

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ページ名 川崎区不登校考える親の会  神奈川県川崎市川崎区(当事者の会・自助グループ・神奈川県)
  「不登校考える」親の会発足 8月8日、教文で集会
不登校の子どもを持つ親同士が、体験を語り合い情報を共有する「親の会」が川崎区で発足する。
川崎区の山中治子さん(53)=人物風土記で紹介=と幸区の城谷創一さん(54)が中心となり、第1回目の会を8月8日(日)、教育文化会館(川崎区富士見)で開催する。
山中さんと城谷さんは中原区で活動する「不登校を考える親の会 川崎の会」にそれぞれ参加した。
今年5月ごろ、山中さんが同会を主宰する竹内春雄さん(72)から川崎区での会の発足を打診され、旧知の城谷さんと立ち上げることになった。
竹内さんもアドバイザーとして関わる。
会にはまだ名称はなく、参加した人たちと考える予定。今後、月1回ペースで教育文化会館を拠点に開催していく。
8月8日にはキックオフイベントを開催。
10月には不登校の子どもと親の相談に20年以上関わり続け、不登校関係の著書も多数ある神戸大名誉教授の広木克行氏の講演会も予定している。
「親が味方になって」
「子どもが不登校になると親や学校はなんとかして学校に行かせようとする傾向にある」と竹内さん。
親の会は学校復帰や社会復帰ではなく、子どもが自信をもって生きられるように導くことを目的としている。
竹内さんは「親が子どもの味方になってはじめて不登校の子どもは変わる。また親が元気になれば子どもも元気になる。
経験を共有し仲間ができることで親は変わる。そのための親の会」だと力説する。
山中さんも城谷さんも子どもが不登校になった経験を持つ。
城谷さんは自身が初めて親の会に参加した時、「悩んでいるのは自分ひとりじゃない、大丈夫だ」と思った経験から、「会の時以外でも相談ができる関係、仲間をつくることができる場にしたい」という。
山中さんは「初めての参加はハードルが高いかもしれないが、勇気を出してほしい。話さなくても聞きに来るだけでもいい。
一歩動けばいろいろな人に出会えて景色が変わるはず。ひとりで悩まないで」と呼び掛ける。
日程は8月8日午後1時30分から4時。教育文化会館で。参加費は無料。定員は15人(コロナ対策のため)。
川崎市の調査では市内の小中学生の不登校は2089人(2019年度)となっている。
会への参加申し込みはメール(s.shirotani@kawaikyo.or.jp)
もしくは、申し込みフォーム(https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=cDpwwbhi)から。
問い合わせは【携帯電話】090・6706・5454(城谷さん)へ。
〔2021年7月30日 タウンニュース川崎区・幸区版掲載号〕

川崎区で不登校を考える親の会を立ち上げた
山中 治子さん 川崎区池上新町在住 53歳 とことん世話焼き
○…はじけるような笑顔が印象的。前向きな性格とおせっかいやきから、困っている人がいたら助けずにいられない。
子どもの不登校に悩む知人の付き添いで「不登校を考える親の会 川崎の会」に参加。
主宰者から川崎区での会の立ち上げを打診され、わが子も不登校だったこともあり人ごとではなく、「縁」だと思い引き受けた。
○…自宅は保育園仲間の家族が毎週末、大勢集まり、縄跳びや自転車の乗り方を教えあったりしていた。
多い時には50人にもなり「玄関から靴がはみ出して、床が抜けるかと思った」と笑う。
長男が小学生の頃には、やはり保育園仲間の子どもを中心に15人くらいが参加する「寺子屋」も開いた。
不登校や学校で色々あった子もいて、こうした子どもたちが過ごせる「居場所」をつくりたいと思うようになった。
「古くなった自宅を建て替える時に体育館や図書館も造りたい。
誰もが出入りできて、異年齢交流ができるようにする。
一緒に何かやりたいと言ってくれる保育園仲間の保育士や看護師による子育て相談なども出来ればと思う」と夢を語る。
○…家に人が集まるときに片付けが必要で、整理収納の勉強をした。
知人にそのことを話すと、自宅の片づけを依頼され、それが口コミで広がり仕事となり、「おかたづけトレーナー」として全国を飛び回る。
「床の見えないお宅が大好物」と笑う。掃除ではなく、一緒に片づけをすることでお客さんの意識が変化するのが好き。
○…東京都江東区出身。小学生の頃は忘れ物が嫌でランドセルに全ての教科書を入れるような心配性だった。
今もそれは変わらず外出の時は大荷物でなんでも持ち歩く。
「おかたづけトレーナーなのに、鞄の中は片づけられない」と笑う。
〔2021年7月30日 タウンニュース川崎区・幸区版掲載号〕

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