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マタニティアイ

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マタニティアイ

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子供入学まで息長ママ支援 釧路町「ネウボラ事業」浸透 助産院、児童施設と連携 宿泊含めたケアに対応
【釧路町】釧路町は本年度から出産・子育て支援を強化する「ネウボラ事業」を始め、徐々に利用者が広がっている。
出産前後のケアや託児などについて、町内の助産院と釧路市の児童養護施設に委託し、割引で利用できるようにした。
妊娠初期から子供が小学校に入学するまで、母親を継続的に支援する狙いだ。
ネウボラはフィンランド語で「アドバイスの場」を意味する。
委託先は助産院「マタニティアイ」(釧路町曙1、成瀬恵院長)と、児童養護施設「釧路まりも学園」(釧路市白樺台2)の2カ所。 
マタニティアイでは「出産や育児、乳房の状態などに関する個別相談に応じるケア事業」「出産への心構えや赤ちゃん・母体の健康管理などを学ぶ母親教室」などが利用できる。
これまでの町の子育て支援事業は、母親が宿泊しながらサービスを受けられる形態はなく、個別相談に対応するのは主に保健師だった。
マタニティアイでは心身をゆっくり休めてもらうため、宿泊もでき、助産師からより専門的なアドバイスを受けられる。
また釧路まりも学園では母親が病気や出産で入院する際、18歳未満の子を最長7日間預かる。
こうしたケア・相談サービスは民間事業として一部実施されてきたが、町の支援事業となったことで、町民は割引で利用できるようになった。
例えば宿泊しない4時間未満のケア事業を課税世帯の産婦が利用する場合、2割負担の3200円となる。
母親教室は昨年10月から運用をはじめ、これまでに18人が利用した。
釧路町こども健康課は「近くに相談したり手助けを頼める人がいない人に利用してほしい」と呼びかけている。
〔◆平成28(2016)年1月26日 北海道新聞 朝刊地方〕

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