ふじみ野市の子どもの居場所
所在地 | 埼玉県ふじみ野市 |
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ページ名 ふじみ野市の子どもの居場所 埼玉県ふじみ野市 (子ども食堂・埼玉県、子どもの居場所・埼玉県、)
みんなで行こうよ!子どもの居場所1
核家族化が進み、共働きやひとり親家庭が増えています。
忙しい子育て世帯のお母さん、お父さんを支え、家庭や学校に次ぐ第3の「子どもの居場所」づくりの活動が、市内にも広がっています。
◆「子どもの居場所」とは
食事の提供や学習支援などを通して、子どもや保護者が地域の人たちと触れ合い、安心して自分らしく過ごせる、誰でも利用できる地域の居場所です。
10年ほど前から子どもや保護者の孤立や孤食を防ごうと、全国で活動が始まりました。
今では多世代の人が集まることで、地域交流の場としても機能しています。
◆市内の「子どもの居場所」
ふじみ野市役所福祉総合支援チーム
「子どもの居場所」担当
中村生(なかむらいく)主査
市内では、平成27年からNPO法人やボランティア団体が「子どもの居場所」づくりの活動を始め、現在、9つの団体が活動しています。
新型コロナウイルスの影響で活動形態を変えた団体もあり、飲食店での子ども食堂、お弁当の提供、食料品や日用品などを配布する「フードパントリー」の活動など、それぞれが知恵と工夫を凝らして活動しています。
市では「子どもの居場所」を応援しており、市民の皆さんに実際に訪れ、活動に参加・協力していただくため、「子どもの居場所」と活動に関心のある皆さんをつなぐ取り組みに力を入れています。
にぎやかなところ、静かに過ごせるところ、たくさんの出会いがあるところなど、さまざまな「子どもの居場所」があります。
ぜひ自分に合った居場所を見つけてください。
市内で活動している「子どもの居場所」のひとつに、平成30年11月から活動している「わくわく食堂」があります。
子育て世帯のお母さん、お父さんたちの味方
◆わくわく食堂
インタビュー NPO法人わくわくみらい応援団代表理事
古川惣一(ふるかわそういち)さん
「PTA活動でできた仲間と『今後も、地域の子どもたちに携わることをしたい』と意気投合したのがきっかけです」と、代表の古川さん。
場所を探していたところ、同じく子ども食堂に関心のあった上福岡1丁目のスナック「ファンタジー」のオーナー夫妻を紹介してもらい、「子ども食堂」を始めました。
ホールいっぱいに机を並べ、多いときは50人以上の子どもや保護者、スタッフやボランティアが参加。
食事をするだけでなく、ゲームをしたり、コンサートを開催したりとさまざまな活動を行っていました。
新型コロナウイルスの流行を受け「子ども食堂」の活動を休止しましたが「今こそ子ども食堂が必要だ」と、最初の緊急事態宣言が発出されていた昨年5月に、お弁当の配布へと形を変え、活動を再開。
ことしは、県の補助制度などを活用し「わくわくパントリー」も実施しました。
「子どもたち、子育て世帯のお母さん、お父さんたちの味方になる『子どもの居場所』にしたいと思って活動しています」と古川さん。
今来ている子どもたちが大人になっても居場所が継続できるよう、持続して活動することを目指しています。
◆たくさんの協力のおかげ
必要な人が利用しやすいよう、「子どもの居場所」は、無料から数百円の利用料で運営されています。
わくわく食堂も大人300円、子どもは無料です。
「事業所さんや農家さんが寄付をくださるお米や野菜などを活用しています。
また、友人が北海道から野菜を送ってくれたり、ずっと匿名で寄付をくださる人がいたり、個人の方からのご協力も、本当に嬉しく、助かっています。ありがとうございます」。
また、さまざまな経歴・年齢の人がボランティアとして参加。
特技を生かしてお菓子を作ってお弁当と一緒に配布したり、料理の得意な人が献立を考えたり、料理は苦手でも力のある人はたくさんの食材を運んだりと、それぞれの分野で力を合わせています。
〔市報ふじみ野 令和3年7月号〕