くにたちパートナーシップ制度
所在地 | 東京都国立市 |
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ページ名 くにたちパートナーシップ制度 東京都国立市 ( )
自分らしく安心して暮らせるまちづくりのために「くにたちパートナーシップ制度」が始まりました
互いのパートナー関係を説明することが難しい、セクシュアル・マイノリティや事実婚等の方は、さまざまな場面で課題を抱えています(社会的承認、不動産契約、病院における面会や医療同意、災害時の避難場所、職場の福利厚生等)。
こうした課題を解消し、パートナーとともに地域で自分らしく安心して暮らせるように、市は4月1日から「くにたちパートナーシップ制度」を開始しました。
この制度は、いずれか一方が市内在住(原則として同居を目的として、双方が届出から3カ月以内に市内へ転入予定の場合も可)または市内在勤・在学の方を対象とし、互いを人生のパートナーとして届け出たお二人に、受理証明書と受理証明カードを交付するものです。
これまでに8組の方に受理証明書等を交付しました。
届出方法などの詳細は、市ホームページをご覧いただくか、問合せ先までお問い合わせください。
●受理証明書等の提示を受けたら
本制度の趣旨を尊重し、配慮と必要な対応をお願いします。
受理証明書等の記載情報については、本人等の意思を十分に確認したうえで取り扱ってください。
市では、性的指向、性自認等を、本人の意思に反して第三者に公表(アウティング)することを禁止する条例を定めています。
◆届出をした3組の方からコメントを寄せていただきました
○受理証明書をいただいた時、素直にうれしかったです。勇気を出して陳情を提出して良かったと思いました。
「届出第1号」としての責任みたいなものを感じています。
いざ使用する場面になったとき、どこまで先方が理解し配慮してくれるかが気になるところではありますが、受理証明カードがあるのとないのとでは精神的にかなり違います。
今はお守りのようにカードがお財布に潜んでいます。
市長をはじめ議員や職員、市民委員の方々の、ご理解とご尽力に感謝いたします。
○結婚・離婚により姓が変わって不便な思いをする女性はたくさんいます。
それが男性だとさらに無理解にさらされるのです。
出生時の姓を通称使用していて、偽名を使うあやしいやつのように言われたこともありました。
家制度の残る戸籍から自由に、自分の本名は自分で決められるようになるといいと思います。
パートナーシップ制度がどれほどの効果をもつのかまだわかりませんが、使いながらその実効力を育てていきたいと考えています。
○自分たちの事を隠して生きています。周りから見れば、大切なパートナーは透明な存在です。
差別は続いており、一刻も早い民法の改正と差別禁止法、選択的夫婦別姓制の成立を望んでいます。
『どこにいても誰もが持つ平等な権利のはず』という永年の思いから、市外在住の市内在勤者も対象にすることを提案し、私たちも一方が市内在勤のため届出ができました。
この制度で、二人で生きることをやっと認められた気がしました。
これが差別解消の第一歩となるよう期待しています。
問合せ:市長室平和・人権・ダイバーシティ推進係
◆多様な性に関する取り組みを進めています
◇多様な性を尊重するまちづくりのための職場におけるガイドライン
LGBT等を含む多様な性について、市職員や公立小中学校の教職員が正しい知識を持ち、適切な言動をとることや、市役所で働く当事者にとって働きやすい職場環境を整えることを目的に、「職場におけるガイドライン」を制定しました。
市職員や教職員を対象としたものですが、市内事業者等においても参考としていただけるよう作成しています。
ガイドラインは市ホームページに掲載していますので、ぜひ、ご覧ください。
問合せ:市長室平和・人権・ダイバーシティ推進係
◇くにたち男女平等参画ステーション「パラソル」
「パラソル」では、LGBT等を含む多様な性に関して、当事者やご家族などからの相談支援、市民の方の交流・啓発のためのイベント、学校や企業等への出張講座等を実施しています。
詳細は、「パラソル」ホームページをご覧いただくか、問合せ先までお問い合わせください。
問合せ:くにたち男女平等参画ステーション「パラソル」
(国立駅前くにたち・こくぶんじ市民プラザ内)【電話】501-6990
〔市報くにたち 令和3年6月5日号(第1269号)〕