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はじめまして 助走の場を紹介します

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2021年2月27日 (土) 11:11時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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はじめまして 助走の場を紹介します

松村淳子 (NPO法人助走の場・雲)

現在、新宿区高田馬場で不登校引きこもり状態の青少年とそのご家族のフォローをさせていただいています。
主な活動としては、毎週日曜日の午後に不登校や引きこもり経験者の居場所としてフリースペースを開催しています。
https://josounobakumo.wixsite.com/freespace

このフリースペース、いつの間にか始めてから10年になります。
もともと不登校の親御さんの相談室をしていたのですが、親御さんと本人の間でお互いの立場や感情を認め合い徐々に雪解けしてきて、家庭の中での関係が安定してくるといよいよ次の段階で、外の世界にそろそろと足を踏み出そうかというエネルギーも出てきます。
ところが、せっかくのそのエネルギーの充実も、すぐに外の世界に適応するためにはもう少し時間と経験が必要という場合もあるようです。
そこで、次の段階として本人が家庭と社会の中間手地点で社会に出るための予行演習をする中間地点とでもいいましょうか、ほんのちょっとのアウェー感を感じながらも安心して過ごせる居場所づくりを目指したのです。

現在の利用者は、中学生が1人、以前から通ってきて大学生になったのが2人、そしてフリースペースには来ないまでもスタッフが主に訪問をしている青年が一人というこじんまりした所帯です。
スタッフは主に現役の大学生ボランティアです。
自分も過去に不登校になった経験があったり、人間関係や不登校に関心がある学生達です。
現在は利用者(パートナーと呼びます)も大学生となり、スタッフとは年齢の近い友人として仲間として人間関係を築くに至っています。

学生スタッフにとってもこの「雲」が居場所となっているのはうれしいことです。
実は彼らも大学生にはなっていてもパートナーと近い感情や何となくの生きづらさを抱えている人たちのような気がします。
彼らも大学では一人の青年として孤独を味わったり、人間関係で悩んだりする普通の青年です。
彼らはスタッフとしてパートナーのことを中心に考え、助けになることを相談したり、自身が壁にぶち当たってお互いの悩みを打ち明けあったりと、試行錯誤しながらも活動してくれています。
でも、自分以外の人の為に良かれと思うことを考えたり実行したりすることにより、学生たちもこの場でパートナーに成長させてもらっていて、それが思いもしなかったことですが成果にもつながっているようです。
以前学生が「この場で育ちあう」と表現してくれましたがその通りではないでしょうか。
今回はざっと大まかな活動のお話でしたが、
もしまた機会があれば「雲」を巣立った人々、不登校情報センターと共催させてもらっている、主に青少年の不登校引きこもりの親御さんの会「セシオネット親の会」でのことなどを プライバシーに十分配慮したうえでお伝えできたらと思っています。
それでは今回はこの辺で。

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