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ＮＰＯ法人 エンパワメント輝き
引きこもりの人ら支援 洋野でＮＰＯ４月設立
水上信宏町長からＮＰＯ法人の設立認証書を受け取る大光テイ子さん（右）
洋野町の保健師として勤務した大光（だいこう）テイ子さん（６６）＝同町種市＝ら福祉関係者有志は４月、引きこもりや認知症の人を支援するＮＰＯ法人「エンパワメント輝き」を設立する。
「縦割り」を排除し、戸別訪問や自立支援、サロン活動などを分野横断的に行うことで、複雑な事例や支援の届かない人に対応する。
同様の活動を展開するＮＰＯ法人は町内初で、町と連携し地域福祉の向上を目指す。
２２日は町から設立認証書の交付を受けた。
町役場種市庁舎で、理事長に就く大光さんが受け取り「困っている人を継続的に支え、生活を軌道に乗せたい」と抱負を述べた。
同法人は看護師、栄養士、保健師などを含む職員１０人体制。
町地域包括支援センターを拠点とし、同センター職員の一部が同法人に籍を移す。
町などから業務を請け負い、引きこもり者への戸別訪問や就労支援、高齢者の介護予防、生活困窮者や障害者への対応など幅広い分野を受け持つ。
町は引きこもりの実態調査を行い、１月時点で４６人を把握。
そのうち４０代以上が４８％を占めた。
高齢の親との同居、生活困窮、病気や介護など複雑化した問題を抱えるケースも明らかになった。
〔2018/3/23(金)岩手日報〕
