多様な学びを共につくる・みやぎネットワーク
多様な学びを共につくる・みやぎネットワーク
所在地 | 宮城県 |
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不登校の子供たちの「学びの場」整備要望 宮城県内でも年々増加
不登校の子供たちが宮城県内でも年々増えているとして、市民団体が仙台市に学校以外の学びの場の整備などの支援を求めました。
要望したのは、県内で不登校の子供たちの支援を行う8つの市民団体です。
仙台市の郡市長や教育長に独自に行ったアンケート結果を報告し、学校以外の学びの場の整備などを求める要望書を手渡しました。
文部科学省の調査では、県内の不登校の児童や生徒は4000人を超え、仙台市だけでも1500人を超えています。
多様な学びを共につくる・みやぎネットワーク 中村みちよ 代表
「仙台市の不登校の数は年々増え続けている、仙台市外にも悩みの相談が寄せられている。
仙台市だけではなく、宮城県全体の問題として考えていかなければならない」
市民団体が不登校の子供を持つ保護者を対象に行ったアンケートには163人分の回答があり、
子供が学校に行かなくなった要因について、およそ2割が「学校の雰囲気が合わない」と回答したということです。
〔2020年12/2(水) 仙台放送〕
安心の居場所、子どもに紹介 宮城の支援団体がマップ作製
不登校への支援拠点が一目で分かる「みやぎ子どもの居場所マップ」
宮城県内で不登校や引きこもりの児童生徒を支援する「多様な学びを共につくる・みやぎネットワーク(みやネット)」は、
不登校の子どもたちに安心して過ごせる施設や支援組織を紹介する「みやぎ子どもの居場所マップ」を作製した。
公立小中高校や公民館などに11月中に置くほか、みやネットのホームページからダウンロードできる。
不登校、宮城が4年連続最多 仙台市は3項目でワースト3
マップはA3判の両面カラー刷り。県内の民間のフリースクールや親の会、市町村教委が運営する「子どもの心のケアハウス」など計76カ所を掲載。
不登校の児童生徒を国や自治体が支援することを明記した2017年施行の教育機会確保法の概要、みやネットの活動内容も盛り込んだ。
費用はクラウドファンディング(CF)で募った約70万円の一部を充てた。
みやネットの中村みちよ代表は「どこに相談したらいいのか分からず、悩んでいる子どもたちや保護者に活用してもらいたい」と話す。
文部科学省の19年度児童生徒問題行動・不登校調査によると、県内の1000人当たりの不登校児童生徒数は前年度比2.1人増の24.0人。
4年連続で全国最多となった。
〔2020年11/15(日) 河北新報〕