前頭前野が成長し活動が活性化
前頭前野が成長し活動が活性化
投稿日時: 2019年10月6日
10月2日NHK「ためしてガッテン」で腰痛症などの痛みに関する番組がありました。
痛みの強さは、感覚によるだけではなく、感情によってもその程度が変わることを簡単な実験で示しました。
そのうえで痛みへの対応は、感覚的に痛みをとるだけではない対応方法が示されました。
感情部分の対応方法は、ごく要約すれば「その人が楽しいことをする」のようです。
番組では2人の女性の例が示されました。長く続いた腰痛がそれにより劇的に改善されたのです。
「その人が楽しいと思うことをする」をACT(アクト)を呼んでいます。
それにより何が変わったのか?
人の感情をつかさどる脳の前頭前野が成長しその活動が活性化しているのが画像で示されました。
「前頭前野が成長しその活動が活性化」を見た時点であわててしっかり見ようと思ったのですが…残念ながら巻き戻しができません。
しかし、これは虐待やいじめやハラスメントを受け、その後遺症ともいえるひきこもりの人にもかなり、有効な対応方法ではないかと思いました。
日常的には日記を書く、瞑想(マインドフルネス?)も有効らしいです。
記憶の範囲では、それは「その人が楽しいこと」が何かを見つけ出すことにつながるようです。
心理療法としては認知行動療法が紹介されていました。
前頭前野が成長しその活動が活性化は、幼児期だけではなく成人になってからも可能である点に関心があります。
紹介例は2人とも女性であり、男性の場合はどうかなども気になります。
1つの番組なので何とも言えないところはありますが、刺激的ではありました。
痛みに関するこの研究はスウェーデンのカロリンスカ研究所でも、日本のいくつかの医療機関で進んでいるようです。
痛み改善の研究をこえて「ひきこもり」状態の改善にも応用されるように期待します。
10月2日NHK「ためしてガッテン」の番組終了後の記憶をメモしたものなのです。
いろいろ不十分だとは思いますが、貴重な情報でした。