高等専修学校(説明)
●技術や資格を中心に学びながら、高卒同等を求める人向き
専修学校とは、技術、技能とそれに関係する資格を取得することを目的とする、学校教育法で決められた教育機関です。
中学校卒業生以上を入学対象とする高等課程、
高校卒業生以上を入学対象とする専門課程、
学歴に関係のない一般課程の3つの課程があります。
高等課程を高等専修学校、専門課程を専門学校といいます。
法律上、専修学校専門課程がない学校を専門学校ということはできません。
高等専修学校は、中学校卒業以上の人が入学できる学校で、不登校生や高校中退者も学校によっては大きな割合で入学しています。
修学期間は、1年以上であり、1年制の調理学校には、高校卒業生がかなり入学しているところもあります。
2年制の高等専修学校の代表は准看護師養成学校でしょう。
高等専修学校には3年制(以上)の学校もあります。
その場合、設備や教師、教育内容がある基準を超えると、高校卒業同等と認められる大学入学資格指定校となります。
卒業生は、専門学校や大学受験はもとより、高校卒業を条件とする各種の資格試験を受けることができます。
また高等専修学校の中には、通信制高校の技能連携施設になっているところもあります。
その場合、3年制であれば、卒業と同時に高校卒業資格を取得できます(技能連携校の項目を参照)。
高等専修学校と高校は、別種の教育機関です。
しかし高校中退者や高校在籍者が高等専修学校に入学する際は、
高校在籍中の単位修得や成績を高等専修学校での学修と認める制度が広がっています。
しかし単位修得を認められても、実習中心の専門科目の場合は高等専修学校1年の課程から始めなくてはならないものもあります。
なお、高等専修学校から高校への転編入学の場合には、高校側でこのような単位認定制度をとっているところはありません
*参照(13)仕事の学校と就業=就職サポート(説明)