Center:常識的な理解ができないとしても…
常識的な理解ができないとしても…
〔2011年8月17日〕
IM氏のサイトにこんな書き込みもあります。
「会員資格の喪失後もNPO会費を請求
NPO法人不登校情報センターの定款によれば、
(会員の資格の喪失)
第9条 会員が次の各号の一に該当する場合には、その資格を喪失する。
(1) 退会届を提出したとき。
(2) 本人が死亡し、若しくは失そう宣告を受け、又は会員である団体が消滅したとき。
(3) 継続して1年以上会費を滞納したとき。
・・・とあるのですが、
会費を1年以上支払っていない私は、当然「会員の資格の喪失」となるはずなのですが、なぜか私のもとに不登校情報センターから「未納の会費を請求する郵便が送られてきます。
しかも、不登校情報センターのNPO会員外には有償配布のはずの『ひきコミ』まで気まぐれに送られてきます。
これは一種の送りつけ詐欺ではないでしょうか?」
ここまでで書き込みを終えておけば普通の質問レベル(?)ですが、これを根拠にあれこれ展開してしまいました。
質問レベルのところを答えましょう。
資格喪失を(3)の「1年以上会費を滞納」だけで自動的に決める・判断するというのは一般的ではありません。
その確認のため(1)の退会届の提出を求めるのが基本です。
IM氏は1年以上の会費を滞納しました。
NPO法人は滞納請求だけではなく、IM氏の会費納入状況のお知らせと、退会届用紙を同封して送りました。
会費滞納で1年経ったら退会というのはIM氏の気持ちでしょうが、NPO法人には特別の連絡はありません。
退会届を同封しているのはその連絡を兼ねたものです。
思いがそこまでいかなかったのでしょう。
IM氏に限らずときどきあることですし、非難すべきものではありません。
それに対するIM氏の理解が常識を超えるのは「一種の送りつけ詐欺」と飛躍するところです。
IM氏が退会した気持ちがいつかはわからないので、会報は送り続けます。
退会したいと思ったときすぐに退会届が出されていれば会報は送らなかったでしょう。
退会届は出さずに1年過ぎたところで退会したことにして、その間の会報は無料で受け取っていたわけです。
あまり固いことは言いたくないですが、これでは「詐欺」呼ばわりはむしろIM氏になりかねません。
このトンチンカン理解に基づき、ネット上の書き込みではIM氏の独断的なご高説が続く仕掛けになっています。