明石市子ども食堂
明石市子ども食堂
所在地 | 兵庫県明石市 |
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TEL | 078-202-9890(一般社団法人こどもサポートセンター) |
FAX | |
子ども食堂:3月末までに10カ所 ホテル、学生団体も 明石市支援 /兵庫
明石市は25日、市のモデル事業として支援する「子ども食堂」が3月末までに市内10カ所で開設される、と発表した。
ホテル、学生グループが新たに開設に乗り出すケースもある。
市は、子どもたちに食事と居場所を提供し「子どもを支えるための気づきの地域拠点」と位置付け、今後も開設を支援する。
市によると、1・2月に5カ所、3月に5カ所を見込む。
先行する5カ所(小学校5校区)のうち3カ所はこれまでに運営経験のある市民グループの一般社団法人・こどもサポートセンター(明石市)と地域住民による「花園こどもレストラン」(同市西明石南町の集会所)、「沢池こどもレストラン」(同市小久保5の施設)のほかに、酒肴(しゅこう)わらい屋による「こども食堂わらい」(同市大久保町江井島の飲食店)。
さらに加わる2カ所は、キャッスルホテルが学生ボランティアの協力を得て設ける「キャッスルホテルこども食堂」(同市大明石町1のホテル)と、学生グループのNPO法人・兵庫子ども支援団体(同市)による「食育ひろばひなた」(同市朝霧町2の住宅)。
5カ所は小学生を中心とした子どもを対象に月1回開催で、定員は約15~25人。
子どもは無料で多くは食事数把握のため事前予約になっている。市は昨年11月、モデル事業として募集し、39の団体・個人から応募があった。
食材や食器、光熱水費、保険料などは市費負担する。
運営経験のあるこどもサポートセンターの佐々木薫・代表理事は
「食材を通じても農家や商店など関わる人が増え、気に掛けている大人が多いことが子どもに伝わる。地域、社会も子育てに関わり、子どもの居場所がもっと増えて、民間も行政も子どものために役割を果たせるようにしたい」と話す。
問い合わせは市児童福祉課(078・918・5276)。
〔◆平成29(2017)年1月26日 毎日新聞 神戸版〕
こども食堂:全小学校区に 明石市方針 子育て支援の地域拠点 年度内に5~10カ所開設 /兵庫
明石市は5日、市内28小学校区全てに「こども食堂」を整備する方針を明らかにした。
貧困家庭支援の観点だけでなく、総合的な子育て支援の地域拠点として位置付ける。
今年度内にモデル事業として5~10カ所の開設を想定しており、9月議会(6日開会)に提案する一般会計補正予算案に委託費など500万円を計上した。
こども食堂は、貧困などの理由で食事を十分にとれない子どもや、一人親などで周囲から孤立しがちな家庭を、「食」を通じて地域で支援する取り組み。
明石市は「明石こども食堂プラスプロジェクト」(仮称)として、子どもの置かれた状態(家庭環境や経済状態)を早期に把握し、
支援を必要としている子どもを支援して各種行政サービスや関係機関につなぐための地域拠点と位置付け、「地域総合支援型こども食堂」(気付きの地域拠点)として整備する。
今年度にスタートさせるモデル事業では、明石コミュニティ創造協会を通した運営主体に対する中間支援
▽食材費や教材費など運営経費の補助▽運営課題やニーズの把握▽学習支援やこども見守りなどにかかる人材育成――などを行う。
施設は、自治会の集会所や厚生館などの公的施設を利用し、地域住民や団体、大学生などのボランティアが週1回程度、放課後や土日などに運営する計画。
来年度以降に、全28小学校区に1カ所以上、校区単位の運営を目指す。
泉房穂市長は「子どものいる家庭にアプローチするのに有効な拠点で、『こども食堂での気付き』から早期の行政支援につなげていきたい」としている。
〔◆平成28(2016)年9月6日 毎日新聞 神戸版〕