成就院
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所在地 | 東京都 |
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周辺ニュース
ページ名成就院、東京都、(子ども食堂、寺院・教会のニュース)
子ども食堂、関わり始めた宗教者 困難抱える人に寄り添う、信仰の原点回帰
「子どもの貧困」や社会的孤立などを背景に、全国に広がる「子ども食堂」。
その運営に寺や教会が関わり出している。
様々な困難を抱える人に寄り添うことは、仏教やキリスト教の理念と一致する。
宗教者が自らの原点を見つめる機会にもなっている。
□寺・教会が会場、「子の成長うれしい」
「お、来た、来た」。東京・上野の成就院。福田亮雄住職(50)が、うれしそうな声を上げた。障害がある子たちが子ども食堂にやってきたのだ。
昨年6月から月に1回開いている。笑い声に包まれるなか、おかわりをする子も。40食がすぐになくなった。
「寺は本来、人と人の縁をつむぎ出す場であるはず」との信念がある。
しかし檀家(だんか)の多くは転居し、歩ける距離に残るのは1割ほど。講演会など集いの機会は設けていたが、物足りない。
「寺をもっと躍動させたい」。そんな思いを抱えていた時に「子どもの貧困」のニュースを知り、寺を社会に開こうと決めた。
檀家でなくても構わない。ただ「必要としている人」のために、と考えた。
「1人で落ち着いて食べられなかった子が完食できるようになりました。成長がうれしい。活動を機に、僧侶の役割とは何かを自分に問うている気がします」
寺院で開く子ども食堂を記者が調べたところ、東京都内だけで10カ所以上ある。地方にも広がっている。
〔◆平成30(2018)年5月9日 朝日新聞 東京朝刊(磯村健太郎)〕
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