シェアハート
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所在地 | 熊本県 |
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発達障害の当事者会「シェアハート」が50回目例会
発達障害の当事者会「シェアハート」が8日、50回目の例会を熊本市西区のくまもと森都心プラザで開いた。
高機能自閉症やアスペルガー症候群などがある県内外の当事者と支援者26人が、社会参加へ向けた就労の悩みなどを語り合った。
同会は2012年11月、18歳以上の当事者らを対象に発足。同じ障害のある人同士の交流の場として月1回の例会を開き、活動してきた。
この日は4年間の歩みを全員で振り返る内容。
県北の男性(25)は会への参加をきっかけに、アスペルガー症候群の診断を受けたことを告白。
「高校時代、学校活動の仲間ともめることもあった。
参加して自分のことが分かり、吃音[きつおん]も減った」と話した。
障害者の就労について、就職している男性は「自分の特性に合った仕事が必ずある」とエール。
就労移行支援事業の利用を検討している熊本市の男性(23)は「企業の障害者採用枠をもっと増やしてほしい」と訴えた。
発足時から支援しているキャリアコンサルタントの金子洋子さん(61)=熊本市西区=は「相手に理解してもらうために、自分の得意分野や苦手なことを表現できるようになってほしい」とアドバイス。
同会役員の井上裕介さん(32)=同市中央区=は「安心できる居場所を作り、当事者の社会参加を促していきたい」と意気込んだ。
(林田賢一郎)
〔2017/1/9 熊本日日新聞〕