みさとの丘学園
みさとの丘学園
所在地 | 〒514-2113三重県津市美里町三郷84 |
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TEL | 【前期課程】059-279-5151【後期課程】059-279-2017 |
FAX | 【前期課程】059-279-5152【後期課程】059-279-2093 |
4校再編の「みさとの丘学園」開校 県内初の義務教育学校 8年生にネクタイをしめてもらう7年生=みさとの丘学園で
県内初の義務教育学校「みさとの丘学園」の開校式が六日、津市美里町三郷の同所で開かれた。
二~九年生の二百六十人の児童生徒たちが、真新しい校舎で希望を胸に新生活の一歩を踏み出した。
同校は、同市美里地域の児童生徒の減少を受け、長野小、高宮小、辰水小の三つの小学校と、美里中学校を再編してできた。
小中一貫の教育を行うことで、中学に入るといじめや不登校が増えたり、勉強でつまずいたりする「中一ギャップ」を解消する狙いもある。
英語教育に力を入れていく方針で、校歌の三番は英語で作詞されている。
式では児童生徒が覚えたばかりの英語の歌詞を元気良く歌い上げた。
鈴木智巳校長(58)は開校の言葉で「丘の上に登ると、自分がこれから歩いていきたい道が見えてきます。みさとの丘学園は、そんな学校です」と述べた。
開校式の後は、中学一年生にあたる七年生の進級式「スタートアップセレモニー」も行われ、八年生の生徒から制服のリボンとネクタイが手渡された。
三十人の七年生を代表して奥田夏心(なつみ)さん(12)が「みさとの丘学園の目標である『学び合い認め合い高め合ってたくましく生きる』ことを目指し、仲間同士で協力していきます」とあいさつした。
四年生の今瀬瀬々碧(せせあ)さん(9つ)は「長野小は全校で三十人くらいだったから、急に友達が増えてびっくり」、八年生の長井裕暉さん(13)は「たまに間違えて中学二年生と言ってしまう。新しい学校で気持ちを切り替えて、得意な英語の勉強を頑張りたい」と笑顔を見せた。
四年生と八年生の子どもが通う穴太(あのう)雅子さん(41)=津市美里町足坂=は「全く初めてのことなので想像がつかないが、楽しい学校生活になることを期待しています。英語の校歌はすてきだと思う」と話した。
同校の生徒が考えた「美」の漢字に三つの輪がかかったデザインの校章もお披露目された。
七日の入学式では、三十五人の新一年生を迎える。
(鈴木里奈)
〔2017年4月7 中日新聞三重〕