久留米市の子どもの夜間居場所
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久留米市の子どもの夜間居場所
所在地 | 福岡県久留米市 |
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久留米市:子供の夜間「居場所」づくり ひとり親家庭など支援 月、水、土曜の週3回開設 /福岡
久留米市は5日、ひとり親家庭などの子供が夜間過ごせる「居場所」づくりを始めた。
西鉄久留米駅から徒歩5分ほどのビルの一室に設け、定員30人が夕食を食べたり、勉強を教えてもらったりできる。
同様の事業は筑後地区の自治体では初めてという。
併せて心理カウンセラーの資格などがあるスタッフが家庭を訪問し、子供たちと過ごす支援もする。
精神面で不安定な状況に置かれた子供たちの心のよりどころとし、生活・学習の面からも支援して貧困の連鎖を防ぐのが狙い。
対象は市内の小中学生のうち、母子、父子家庭や親以外の養育者に育てられている児童・生徒。
児童扶養手当を受給していることや保護者の帰宅が遅くなるなどの条件もある。
また、今回の対象エリアは市内中央部に限定されている。
「居場所」は月、水、土曜日の週3回、午後6時~9時半に開設する。
塾講師や児童相談所勤務の経験者らが、食事提供▽基本的な生活習慣づくり▽悩み相談▽学習支援――などに対応する。
利用は無料。帰宅時は保護者の迎えが必要。家庭への訪問も食事提供を除き同じ内容。
実施時間は火、木、金曜日の午後6~10時で週1回1時間程度。10世帯を募集している。
久留米市で支援が必要な児童・生徒は市の推計で110人に上る。
市家庭子ども相談課の酒井陽一課長は「支援が必要な子供をそのままにしておくことはできない。事業を検証しながら支援が届くようにしたい」と話す。
問い合わせは同課0942・30・9208。
〔◆平成28(2016)年12月6日 毎日新聞 筑後版〕