寝屋子の島留学
所在地 | 三重県鳥羽市 |
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ページ名寝屋子の島留学、三重県鳥羽市、(離島留学のニュース)
中学存続へ離島留学 鳥羽・答志島が来春実施
ポスターを手に離島留学を呼び掛ける浜口さん(右)ら=鳥羽市役所で 男子が他人の家で寝泊まりする風習「寝屋子」が伝わる鳥羽市の離島・答志島で来年四月、都市部などの小中学生を受け入れる「寝屋子の島留学」が始まる。
豊かな自然に囲まれた学習環境を提供するとともに、深刻な少子化に歯止めをかけ、地元の学校存続に…
〔2017-10-09 中日新聞〕
「離島留学」を来春導入 鳥羽市が答志島で東海初 三重
【答志島への離島留学を呼び掛ける濱口委員長(右)と市教委学校教育課の岩本課長=鳥羽市役所で】
【鳥羽】有人離島を有する三重県鳥羽市は来春から、少子化が進む離島・答志島の小中学校に、島外から児童生徒を呼び込む離島留学制度を導入する。
子どもの数を増やし、島の活性化につなげるのが狙い。市外の小中学生を対象に10日から募集を始める。東海地方では初の試み。
答志島は市内4つの有人離島の中で人口(約2100人)と面積(約7平方キロメートル)が最大の島。
島内には答志小学校(66人)と答志中学校(53人)があるが、島民の流出や少子化などで児童生徒の減少が著しい。
特に中学校は平成34年度には生徒数が30人を下回り、統廃合の対象校になる見込み。
こうした現状を受け、島内の有志らでつくる「答志コミュ二ティスクール実行委員会」が昨年7月に発足。
同委員会は昨年12月、市長に小中学校への離島留学制度の導入を求める「地域未来宣言」を提出した。
市教委によると、同制度は離島が多い長崎、鹿児島両県などで盛んに行われており、本州では島根、新潟県の自治体などが取り組んでいる。
制度は島内の家庭に留学生が下宿する「里親留学」▽家族で島に移住する「家族留学」▽島内の祖父母宅から通学する「孫戻し留学」の3種類を用意する。
単年度ごとに受け入れ、継続もできる。
来年度は里親留学に2人、家族留学に1家族、孫戻し留学に1人募集し、家族留学には島内の空き家を斡旋する。
同委員会によると、家族留学には既に数組の問い合わせが来ているという。
また、委員会と市教委は22日、小中学校の見学会を開く。
同委員会の濱口正久委員長(49)は「子どもたちが集まれば島が栄える。漁業の後継者確保にもつなげたい」と語った。
募集期間は12月15日まで。問い合わせ、申込みは市教委=電話0599(25)1265=へ。
〔2017-10-07 伊勢新聞〕
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