Interview:新幹線建設の再開
整備新幹線の着工
あなたは整備新幹線〈北陸新幹線(敦賀~金沢)・北海道新幹線(新函館~札幌)・長崎新幹線(博多~長崎)〉の工事に
大量の税金を使うことについてどう思いますか?
〔2012-07〕
日本社会における政策課題実行の優先順位の問題になります。
3つの線ともにそれぞれの地域には強く求める人がいて当然でしょう。
逆にそれができることで損害を受ける人もいるでしょう。
何かをすると両面あります。
損害を受ける人を保障しながら、前に進んできたのが歴史だと思います。
多額の税金を使うことは確かです。環境への影響もあります。
地域の活性化や産業を発展にも貢献するかも知れません。
その全体を見なくてはなりません。
それとともに地域を越えた問題もあります。
地域の活性化以上にそれによって利益を得る社会集団がいます。
実はこれらの集団こそ、日本の支配層というべき人たちです。
比較的わずかの恩恵を地域にばら撒きながら、それと並行して各種の惨禍を地域にばら撒きます。
そして自らは最大の利益と利権を確保していくのです。
こういう構造が戦後日本社会につくられ、続いてきました。
社会の変革期とはこのような偏った構造を変革するものであると考えています。
結論は、優先順位は低く、後回しにすべきものと考えます。
新幹線建設の再開
無駄な公共事業の象徴である田舎新幹線工事が再開されてしまいました・・・
ぶっちゃけどんな田舎でも飛行機が普及している現在、それよりも遅くて不便な新幹線が必要なのでしょうか?
〔2012-07〕
大甘に見ても優先順位の問題です。
たぶん利権集団がいるのじゃないでしょうか。
純朴に「近くに新幹線がくればいい」という人もいるでしょうが。
端的にいえば、優先順位の千番目ぐらいが相当ではないですか。
ニットセーター・カーディガン